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2020.07.20
おやすみベートーヴェン 第218夜【作曲家デビュー・傑作の森】

弦楽四重奏曲第9番ハ長調 第1、2楽章——交響曲のように長大なロシア風の作品

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

1800年、30歳になったベートーヴェン。音楽の都ウィーンで着実に大作曲家としての地位を築きます。【作曲家デビュー・傑作の森】では、現代でもお馴染みの名作を連発。作曲家ベートーヴェンの躍進劇に、ご期待ください!

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ

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交響曲のように長大なロシア風の作品 弦楽四重奏曲第9番ハ長調 第1、2楽章

(ラズモフスキー弦楽四重奏曲の)第3番「ハ長調」四重奏曲も交響曲に匹敵する規模をもった4楽章構成であるが、この作品には直接的なロシア民謡の引用はない。しかし、ウィーンの聴衆を魅了したイ短調、8分の6拍子の緩徐楽章(第2楽章)アンダンテ・コン・モート・クワジ・アレグレットはロシア風な情趣をもっている。

——平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)227ページより

ラズモフスキー弦楽四重奏曲の3曲目です。残り2曲の弦楽四重奏曲第7、8番に続いて、交響曲のように長大な本作品。爆発的創造期に入ったベートーヴェンの気概が感じられます。

作品紹介

弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3

作曲年代:1806年夏~10月(ベートーヴェン36歳)

出版:1808年1月美術工芸社(ウィーン)

平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)

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