プレイリスト
2020.11.28
おやすみベートーヴェン 第348夜【最後の10年】

《祝賀メヌエット》——お世話になった劇場支配人の霊名祝日のお祝いに作曲!

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

48歳となったベートーヴェン。作品数自体は、これまでのハイペースが嘘のように少なくなります。しかし、そこに並ぶのは各ジャンルの最高峰と呼ばれる作品ばかり。楽聖の「最後の10年」とは、どんなものだったのでしょう。

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ

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お世話になった劇場支配人の霊名祝日のお祝いに作曲! 《祝賀メヌエット》

1822年10月3日にリニューアルオープンしたウィーンのヨーゼフシュタット劇場の劇場支配人に就任したカール・フリードリヒ・ヘンスラー(1759~1825)の霊名祝日の祝賀パーティーのために、野外で演奏されるセレナーデとして作曲された。同年11月3日にヘンスラー邸の庭園で初演。おそらく作曲はこの数日前の短期間であったと思われる。

 

これは、新設されたヨーゼフシュタット劇場のこけら落とし公演で、ベートーヴェンの新作《献堂式》(9月末にバーデンで作曲)の音楽が上演され、そのお礼として作曲した。

 

交響曲と同じ完全2管編成のオーケストラで演奏される。トランペットとティンパニによる入場の音楽から始まる。テンポ・ディ・メヌエット・クワジ・アレグレット、変ホ長調、4分の3拍子。トリオ部を中間部とするABA’の通作三部形式。

解説: 平野昭

霊名祝日とは、洗礼名の聖人の祝日のこと。ヨーゼフシュタット劇場の支配人、カール・フリードリヒ・ヘンスラーの霊名祝日の祝賀パーティーのために作曲された華やかな作品をお楽しみください。

作品紹介

《祝賀メヌエット》WoO3

作曲年代:1822年(ベートーヴェン52歳)

出版:1822年(ピアノ4手編曲版)

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

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