プレイリスト
2020.08.08
ドビュッシーやプーランク、ブリテンと一緒に出かけよう!

ヨーロッパの海を楽しむクラシック名曲プレイリスト

なかなか気兼ねなく出かけることが難しい昨今。でも夏はやってきた! 楽しみたいのに!そんな気持ちを晴らすために、海にお出かけした気分になれるプレイリストを作りました。南仏やイタリアの美しい海でヴァカンスを過ごした気分になれる……かも?

ONTOMO編集部
ONTOMO編集部

神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

南イタリア、カプリ島の街アナカプリ。

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夏といえば海! 元気いっぱい海水浴やマリンスポーツを楽しんだり、浜辺で潮風に吹かれて優雅に過ごしたり……夏の楽しみが詰まった海。海なし県出身の筆者は、余計に海への憧れを募らせています。というわけで、実際に出かけることができなくても、音楽から海を感じ、ヨーロッパの夏を満喫してみてください!

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海を楽しむプレイリスト

ケクラン:《陸の景色と海の景色》より「海に向かう散歩」
ドビュッシー:交響詩《海》
ドビュッシー:『前奏曲集 第1集』より「アナカプリの丘」
ドビュッシー:《喜びの島》
プーランク:《シテール島への船出》
イベール:《海の交響曲》
フランク・ブリッジ:交響組曲《海》
ブリテン:《4つの海の間奏曲》

ケクラン:《陸の景色と海の景色》より「海に向かう散歩」

まずは、フランス南部出身の作曲家、シャルル・ケクラン(1867〜1950年)によるピアノ曲集《陸の景色と海の景色》から「海に向かう散歩」で、海に出かけましょう。ケクランの出身地レイヨル=カナデル=シュル=メールは、マルセイユとニースの間に位置する地中海沿いの街で、こんなに美しい海が広がっています。

レイヨル=カナデル=シュル=メールの風景。

ドビュッシー:交響詩《海》

クラシック音楽で海といえば、ドビュッシーの交響詩《海》をまず思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。それぞれの楽章には、第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」、第2楽章「波の戯れ」、第3楽章「風と海との対話」という副題が付けられています。ドビュッシーの希望で初版の楽譜の表紙に葛飾北斎の版画が用いられたことでも知られていますね。

初版のスコアの表紙(1905年)。葛飾北斎の『冨嶽三十六景』「神奈川沖浪裏」が用いられている。

ドビュッシー:『前奏曲集 第1集』より「アナカプリの丘」

同じくドビュッシーによる、海を感じるピアノ作品を2曲、続けて聴いてみましょう。「アナカプリの丘」、どんなところか気になりますよね。イタリアのカプリ島にある街アナカプリは、絶景に加えて、名産のレモンや地中海の新鮮なシーフードも楽しめるそう。こんなところでヴァカンスを過ごしてみたいものです。

丘の上から見たアナカプリ。

ドビュッシー:《喜びの島》、プーランク:《シテール島への船出》

ドビュッシーの《喜びの島》は、ジャン・アントワーヌ・ヴァトーの作品《シテール島への巡礼》(1718年頃)から影響を受けていると言われています。シテール島(キティラ島)は、愛の女神アフロディーテが生まれたといわれる場所で、エーゲ海にあるギリシャの島群のひとつ。同じくシテール島を題材にしたプーランクの作品《シテール島への船出》もあわせてどうぞ。

キティラ島のビーチ。

イベール:《海の交響曲》

パリ出身の作曲家ジャック・イベール(1890〜1962年)は、第一次世界大戦中は海軍士官として従軍した経歴をもちます。《海の交響曲》は、遭難船からの脱出劇を描いた短編映画のために書かれた作品です。

アンティーブの海。

フランク・ブリッジ:交響組曲《海》、ブリテン:《4つの海の間奏曲》

なんだかフランス人作曲家が続いてしまったので、最後にイギリスものも……。フランク・ブリッジ(18791941年)の交響組曲《海》と、ブリッジに師事していて影響関係も指摘されるブリテンの4つの海の間奏曲》をお楽しみください。《4つの海の間奏曲》は、漁師が主人公のオペラ《ピーター・グライムズ》から管弦楽のみの作品に編成されました。2人ともイギリスの港町出身です。

フランク・ブリッジの出身地、イギリスのブライトン。

いかがでしたでしょうか。こうして音楽を通して海を楽しむと、べたつく潮風や日焼け、熱中症などに悩まされる心配もなく、快適だったかと思います。それではみなさま、Bonnes Vacances!!

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

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