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2020.03.31
ストレス発散に、リズミック・クラシック!
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山本美芽 音楽ライター
ピアノ教育とジャズ・フュージョンを軸に執筆。ピアノ教本研究家として全国で講演を行う。著書「練習しない子のためのピアノレッスン」「ピアノ教本ガイドブック」(音楽之友社)...
もやもや、ストレス解消に効くのは、なんといっても「リズム」。
音楽を聴きながら、手拍子をとる、膝や机をたたく、頭や体をゆらす、立ち上がってリズムにあわせて、足踏みでもいい。
音楽を聴きながら、手拍子をとる、膝や机をたたく、頭や体をゆらす、立ち上がってリズムにあわせて、足踏みでもいい。
その際には、遅すぎず速すぎず、やや速めぐらいのテンポで、ずっと規則的に同じビートですすむ曲がおすすめ。18世紀のバッハ、19世紀ではベートーヴェン、20世紀に入ってからのジャズや民族音楽に影響を受けたラヴェル、バルトーク、スコット・ジョプリンなど。これらの曲にはほどよいリズムで突っ走り、ストレス解消にうってつけのものがたくさんある。
聴くときのポイントは、なるべく3分以上、1曲通してリズムにのって最初から最後まで止まらずに体を動かすこと。規則正しいリズムに同期するつもりで。
リズムが鋭く出る楽器といえば、打楽器でもあるピアノ、そして低音が出るチェロがおすすめ。
体を動かしながらストレス解消に。そんなクラシックを選んでみた。
リズミック・クラシック! プレイリスト
- スコットジョプリン/メイプルリーフラグ
ジャズの源流にもなったラグタイム王の代表作 - バルトーク/6つのブルガリアリズムのダンスより153番
ブルガリアの3・3・2割の4拍子がクセになる - ラヴェル/クープランの墓より「トッカータ」
18世紀バロック時代に盛んだった「トッカータ」の様式でラヴェルが20世紀に作曲 - バッハ/平均律クラヴィーア曲集 第3番プレリュード(ブラッドメルドー「アフターバッハ」より)
バッハが鍵盤楽器のために書いたプレリュード(前奏曲)。 - ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲第4番《街の歌》第1楽章
力強いチェロの刻みに吸い込まれそう - カプースチン/チェロとピアノのためのソナタ 第1番第3楽章
強力なグルーヴ。旧ソ連時代、西側のラジオからジャズを覚えたカプースチンが作曲
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