亀井聖矢&イ・ヒョク、2人の優勝者が誕生! ロン=ティボー2022ファイナルをレポート
11月7日に開幕したロン=ティボー国際コンクール2022 ピアノ部門は、13日にファイナルの審査が行なわれ、亀井聖矢とイ・ヒョクが優勝しました。ファイナルの様子をフランス在住のピアニスト・船越清佳さんがレポート!
岡山市出身。京都市立堀川音楽高校卒業後渡仏。リヨン国立高等音楽院卒。長年日本とヨーロッパで演奏活動を行ない、現在は「音楽の友」「ムジカノーヴァ」等に定期的に寄稿。多く...
会場全体が幸せに包まれた亀井聖矢さんのサン=サーンス
パリから届いた「亀井聖矢さん優勝!」のニュースは、瞬時に日本を駆け巡った。
去る11月13日に開催されたロン=ティボー国際コンクールのファイナルで、優勝を分かち合うこととなった亀井聖矢さんと韓国のイ・ヒョクさん。シャトレ劇場で行なわれたファイナル審査(協奏曲/ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団/F・ブーランジェ指揮)のレポートをお届けする。
第1位、プレス賞、聴衆賞 亀井聖矢 (日本)
第1位 イ・ヒョク(韓国)
第3位、オーケストラ賞 DAVIDMAN Michael (アメリカ)
第4位 重森光太郎(日本)
第5位 NOH Heeseong(韓国)
第6位 GUO Yiming (中国)
新人賞 BURNON Valère (ベルギー)
何と伸びやかで、燦燦と輝かしい音色。天の恵みのような時間。
11月13日、パリのシャトレ劇場で行なわれたファイナル審査で、亀井聖矢さんによるサン=サーンス作曲「ピアノ協奏曲第5番」を聴きながら、こみ上げてきた感情である。
国際コンクールの最終段階にもかかわらず、亀井さんはまったく自然体だ。愉悦すら伝わってくる。飛翔する彼のオーラに吸い込まれ、オーケストラも躍動感を増していく。会場全体が酔いしれ、幸せに包まれ、共鳴した瞬間だった。
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