連載
2025.07.11

今週の音楽家の名言【チェリスト・上野通明】

Webマガジン「ONTOMO」でインタビューをした音楽家の記事から、心に響く名言をお届けします。今週はチェリスト・上野通明さんの名言をどうぞ。

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

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「なんで音楽をやっているのか」を忘れずに考え続けることが大事だと思います。

――「ONTOMO」2025.03.26 インタビューより
上野通明に50の質問!〈後編〉仲の良い音楽家は? 信念は? 癒しやストレス解消法は?

2021年、ジュネーヴ国際音楽コンクール・チェロ部門で日本人初の優勝という快挙を成し遂げ、国内外で注目を集めるチェリスト、上野通明さん。

その演奏は、繊細で深い音楽性に支えられ、静かな説得力をもって聴き手に届きます。

そんな上野さんが大切にしているのが、「そもそもなぜ音楽をやっているのか」という問いを持ち続けること。

日々の練習やコンサートの連続のなかで、技術や結果に気を取られがちなときこそ、立ち返るべき“原点”があるということを教えてくれる言葉です。

どんな道でも、続けていく中で迷いや揺れは生まれるもの。

だからこそ、自分にとっての“理由”や“意味”を問い続けることが、芯を与えてくれるのかもしれません。

上野通明(うえの・みちあき)

2021年ジュネーヴ国際音楽コンクール・チェロ部門で日本人初の優勝を果たし、あわせて3つの特別賞も受賞し話題となる。
パラグアイで生まれ、幼少期をスペイン、バルセロナで過ごす。13歳で若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール日本人初の優勝、ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位、ルーマニア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を併せて受賞、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位と国際舞台で次々と活躍する。これまでに、ソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロシア交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、KBS交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など、国内外の主要オーケストラと共演。マルタ・アルゲリッチ、ジャン=ギアン・ケラス、ダニエル・ゼペックらの著名な海外アーティストとも多数共演し、好評を博す。
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース全額免除特待生として毛利伯郎に師事し、オランダの名チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイに招かれ19歳で渡独。その後、エリザベート王妃音楽院にてゲーリー・ホフマンに師事し、アーティストディプロマを取得。主にヨーロッパと日本で積極的に演奏活動を行っている。
岩谷時子音楽文化振興財団より第1回Foundation for Youth賞、第6回岩谷時子賞奨励賞、青山音楽賞新人賞、第31回出光音楽賞、第24回ホテルオークラ音楽賞、第21回齋藤秀雄メモリアル基金賞、ベートーヴェン・リング賞、第35回日本製鉄音楽賞〈フレッシュアーティスト賞〉を受賞。令和3年度文化庁長官表彰を受ける。

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