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2022.09.27
ヴァイオリニストとの熱烈な恋からの破局、からの再会!

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は年下青年との恋から生まれた!?

チャイコフスキーを代表する名曲・ヴァイオリン協奏曲。この作品が誕生した背景には、12歳年下の教え子の青年コーテクとの熱い恋が関係している!? たった1年のあいだに、コーテクとの破局、結婚、離婚、そして再会を果たし、ヴァイオリン協奏曲の筆が進む進む……はたして2人はどのような時間を過ごしたのでしょうか。

増田良介
増田良介 音楽評論家

ショスタコーヴィチをはじめとするロシア・ソ連音楽、マーラーなどの後期ロマン派音楽を中心に、『レコード芸術』『CDジャーナル』『音楽現代』誌、京都市交響楽団などの演奏会...

ピョートル・チャイコフスキー(右)とヨシフ・コーテク(左)
(1877年撮影)

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チャイコフスキー、ヴァイオリニストの元教え子に爆発のような恋

ピョートル・チャイコフスキー(1840~1893)は、1876年の終わりごろ、ヨシフ・コーテク(1855~85)という青年を愛するようになった。コーテクは、彼よりも15歳年下のヴァイオリニストで、モスクワ音楽院での教え子だった。実は、彼のヴァイオリン協奏曲の誕生には、この青年が深くかかわっている。

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

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チャイコフスキーの惚れこみようは大変なものだった。彼が弟に書いた手紙には、こんな文章がある。

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