花岡千春

はなおか ちはる 花岡千春

東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。同大学院ピアノ専攻科修了。安 川加壽子に師事。 大学院修了後直ちにフランスに留学。パリ・エコール・ノルマル音楽院にてコルトーの高弟ジャン・ミコーに師事。翌年、高等演奏課程を全員一致の第一等首席を取得して修了。以後は同院のアシスタントとして後進の指導に当たりながら、ヨーロッパ各地で演奏。その後イタリアに居を移し、カセッラの高弟ピエロ・グワリーノのもとで研鑽を積む。フィナレ・リグレ国際ピアノコンクール、マリオ・ザンフィ・リスト国際ピアノコンクール等に上位入賞。帰国後は、ソロ・リサイタルをはじめ、室内楽や歌い手との共演、CD録音、FM放送、テレ ビ放送に活躍。 1999年に開催した独奏会で平成11年度第54回文化庁芸術祭音楽部門大賞を受賞。2011年9月発売のCD「日本の変奏曲」で平成23年度第66回文化庁芸術祭レコード部門で優秀賞を受賞 。ソロCD15枚(ベルウッドレコード)、著書「ピアノを弾くということ。」(フィルムアート)、共演のCDは40枚以上を数える。楽譜の校訂なども継続的に行なっている。演奏活動と共に各地のコンクール審査、文科省や文化庁の選考委員を務めている。元国立音楽大学教授。

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