「イギリス音楽」の普及に尽力した昭和の音楽評論家 三浦淳史を知っていますか?
2022.03.17
生まれ変わる街の景色を眺めながら、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を聴く
1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...
季節がぐっと進み、斜めから差し込む冬らしい日差しが感じられるようになりました。
ポーランドから帰国して、まだうっすらと時差ボケが残るころに撮ったこの一枚、朝なのか、夕方なのか、ちょっとよくわからなくなっていました。でも朝です。
日中は親子連れで賑わうファーストフードも、早朝はとても静か。よく晴れた日の店内は、「今日何しようかな」の空気で満たされています。
なんてことはない朝の瞬間ですが、長期出張から戻ったばかりで(隔離も明けて!)コーヒーの香りがくれる「日常感」にほっとしました。
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今日はそんな一コマにピッタリな小品をリンクします。
エドワード・エルガー(1857〜1934)がヴァイオリンとピアノのために1899年頃に作曲した「朝の歌」op.15-2です。ヴァイオリンとオーケストラのバージョンでもしばしば録音される作品ですが、私は圧倒的にピアノとの原曲バージョンが好きです。清々しくて明るくてステキなんです。
五嶋みどりさんの演奏でどうぞ。