【速報】チェリスト北村陽がパブロ・カザルス国際賞第1位を受賞
2022.07.31
トランペット自慢その3:奏法、持ち替え楽器、ミュート……音色は変幻自在!
1人で弾く機会の多いピアノですが、室内楽においてのレパートリーも充実しています。どの弦楽器、管楽器奏者も、まずピアノと弾いたことのない人はいないでしょう。
その中でもソナタは、ピアノにとって非常に重要なレパートリーです。例えばウィーン古典派、モーツァルトやベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのソナタなどは、ピアノが中心に書かれているものがほとんどです。
古典派の後期、ロマン派に近づくにつれ、各楽器が対等になっていきますが、ピアノだからこそ、どの楽器にでも対応でき、言葉で交わされるような対話があり、各楽器の音色を引き立てつつ一緒にハーモニーを作り、ときにはぶつかることによっていい摩擦がおきます。
フランクのソナタのヴァイオリンの美しいメロディに伴う重厚なピアノパート、ブラームスの晩年のソナタの憂いと愛のこもったクラリネットとのからみ合い、ベートーヴェンの後期の、チェロとピアノで織りなすフーガの見事さ。それぞれピアニストにとって、通らずにはもったいない音楽の道のりです。
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番 Op.120-1
カザルスとゼルキンという巨匠2人による、この上ないデュオ。ゼルキンの繊細ながら明瞭な骨格、カザルスの知的で哲学的な音楽性……楽器という枠を越え、これこそ素晴らしい音楽と思わせる名盤。
日時: 2020年11月27日(金)19:00 開演 (18:30 開場)
会場: 東京オペラシティ コンサートホール
出演: ピアノ 小菅 優
料金: (全席指定)一般5,000円、学生2,000円
曲目:
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