バボラーク 室内楽は夢の職業。ベルリンフィルを辞め独立した音楽家となれて幸せ
2018.08.06
日めくりオントモ語録/デニス・ブリアコフ
モイーズの別の本からは「美しい音を出すこともテクニックの一部である。それはフィンガリングを早くするよりも重要だ」ということを学びました。
―― デニス・ブリアコフ「バンドジャーナル」2008年8月号より
数々のコンクール入賞歴を持つクリミア生まれのフルート奏者ブリアコフ。効果的な練習法は? と問われて、マルセル・モイーズの教本を推薦しつつ一言。「実はゆっくりと吹くのは非常に難しい、そのことも念頭に置いて」とも語りました。
上:マルセル・モイーズ(1889-1984)
フランス出身で、20世紀最大のフルート奏者の一人と称される。教育者としても多数の弟子を育て、「ソノリテについて」を始め、執筆した教則本も多い。
フランス出身で、20世紀最大のフルート奏者の一人と称される。教育者としても多数の弟子を育て、「ソノリテについて」を始め、執筆した教則本も多い。
デニス・ブリアコフ(Denis BOURIAKOV 1981-)
1981年生まれのクリミアのフルート奏者。モスクワ中央音楽学校を卒業後に渡英し、英国王立音楽院にてウィリアム・ベネットのもとで学ぶ。11歳の時から独奏者としてロシア各地で演奏を重ね、これまでにモスクワ交響楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、アンサンブル・オブ・トウキョウ、ミュンヘン室内管弦楽団、パリ室内アンサンブルなどと共演している。
オーケストラ奏者としては、フィルハーモニア管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団などで演奏し、メトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席フルート奏者を経て、現在ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団首席フルート奏者。
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2024.11.21
ウィーン・フィル×ムーティの「第九」200周年記念公演が映画に!
2024.11.21
小林海都、鈴木愛美が本選へ! 第12回浜松国際ピアノコンクール第3次予選結果
2024.11.20
シューマン「神と並ぶほどに愛してやまない君にすべて知ってもらいたい」結婚前にクラ...
2024.11.19
五嶋みどりの群馬県立盲学校訪問コンサート・レポート〜音楽を「音」以外でも伝えるこ...
2024.11.18
《ドン・カルロス》~無名の王妃が「道ならぬ恋」のフィクションで有名になるまで
2024.11.17
第12回浜松国際ピアノコンクール第2次予選の結果が発表!
2024.11.17
【速報】チェリスト北村陽がパブロ・カザルス国際賞第1位を受賞
2024.11.16
とんでもない大酒飲みだったブルックナー