バボラーク 室内楽は夢の職業。ベルリンフィルを辞め独立した音楽家となれて幸せ
2018.04.09
日めくりオントモ語録/上野耕平
誰もが知っている曲を誰よりも魅力的に吹きたい、ということをずっと目標として持っています。そのためには、「楽譜の奥」を見られるようにならないといけない。
――上野耕平 「Band Journal」2018年2月号より
サクソフォーン奏者である上野氏が自身の演奏の目標を挙げて。「スタッカートが付いていたとして『音の長さが半分』ではないんです。音楽の種類によっても吹き方はまるで違うし、それをどうするか考えるのが『楽譜の奥を見る』ということです。吹奏楽においても、生徒一人ひとりが考えたことを発信して、ぶつけあう演奏が『いい演奏』だと思っています」。
上野耕平(Kohei UENO)
サクソフォーン奏者。茨城県東海村出身。8歳から吹奏楽部でサクソフォーンを始め、東京藝術大学音楽部器楽科に入学。これまでに須川展也、鶴飼奈民、原博巳の各氏に師事。第28回日本管打楽器コンクール、サクソフォーン部門において第1位(史上最年少)ならびに特別大賞(内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞)を受賞。2014年11月、第6回アドルフ・サックス国際コンクール(ベルギー)において、第2位を受賞。同年10月『アドルフに告ぐ』でCDデビュー。2015年にコンサートマスターを務める「ぱんだウインドオーケストラ」、2016年に『Listen to…』のCDをリリース(いずれも日本コロムビア)。同年4月から昭和音楽大学の非常勤講師として後進の指導にあたる。他、「The Rev Saxophone Quartet」の活動も。
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