日めくりオントモ語録/古澤巌
ビートの波に乗りたいと思ってサーフィンもやってます。
―― 古澤巌「音楽の友」2018年11月号より
クラシック音楽の枠にとらわれず、俳優活動や東儀秀樹、cobaとTFC55というバンドで演奏活動も行なうヴァイオリニストの古澤巌。
音楽のためにラテンダンスや合気道をたしなみ、サーフィンは趣味だと語りつつも「コンマ数秒の誤差で、音楽のビートが見える人と見えない人がいる、ビートが見えるようになりたい」と、しっかり音楽に生きているようです。
全日本学生音楽コンクール(中学生の部)第1位。日本音楽コンクール第1位受賞。桐朋学園大学首席卒業後、文化庁派遣により、フィラデルフィア・カーティス音楽院卒業。また、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院等で、ミルシテイン、ヴェーグ、ギトリス、チェリビダッケ等に師事。
1987年帰国後、葉加瀬太郎とバンド「ヴィンヤードシアター(葡萄畑の宴)」を結成。ジプシーバンドのクロスオーバー・エンターテイメントとして、センセーショナルに登場する。同時期、1988年より4年間、東京都交響楽団の世界ツアーのため、史上初のソリスト兼コンサートマスターの特別契約を結ぶ。
90年代は、CM(カフェ・グレコ)『マドリガル』、(ピースライトBOX)『ショーロ・インディゴ』等、桁外れのヒットとなる。伝説的コンピレーションアルバム「image」初回には、ギター最高峰アサド兄弟と『ニューシネマ・パラダイス』を収録。
ヨーヨー・マやステファン・グラッペリ、高橋悠治等、数々のスーパースターと共演。外国人クラシック+ジプシーバンド「タイフーン」等で、年間150回にも及ぶ大ホール公演を続ける。2006年、葉加瀬太郎との再会を期に、HATSレーベルに移籍。「Dandyism」シリーズ、「THE VIOLIN BROTHERS」等、華やかなエンターテインメントを繰り広げる。また、自身監修による快眠CD「Dreams」がゴールドディスク大賞(インストゥルメンタル・アルバム・オブザイヤー)を受賞。
2010年、夏「東儀秀樹×古澤巌」全国ツアーやサントリーホールにて「古澤巌×宮川彬良with東京フィル」を行う。2010年4月から12月まで毎週末、FM OSAKA制作、全国38のFM局(JFN系列)「古澤巌のKeep On Smiling」でパーソナリティーを務めた。
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