10連休の過ごし方:桒田萌の場合~関西も負けてへん! 音楽祭に能舞台、美術展と大忙し
4月特集「10連休」、ラストを飾るのは、初登場、現役学生ライター、桒田萌さん!
関西方面のみなさま、お待たせしました。「近江の春『びわ湖クラシック音楽祭2019』」に始まる黄金の10連休。音楽に芸術にお仕事に学業に……と大忙し&充実の日々を覗いてみましょう。
1997年大阪生まれの編集者/ライター。 夕陽丘高校音楽科ピアノ専攻、京都市立芸術大学音楽学専攻を卒業。在学中にクラシック音楽ジャンルで取材・執筆を開始。現在は企業オ...
ライターの桒田萌(くわだもえ)です。ライター活動を行なう傍ら、京都の芸術大学で音楽を学んでいます。
この10連休は、私にとってスペシャルであると言っても過言ではありません。学生として、最後のGW。そして、関西で過ごす最後のGW(になるかもしれない)。そして、令和を迎えるGW。そんなスペシャルな連休は、勉強も仕事も頑張りつつ、やっぱり関西という地でアートに触れていたい! というわけで、できるだけ予定を詰め込んでみました。
4月27日 近江の春「びわ湖クラシック音楽祭2019」1日目
「クラシック音楽×GW=音楽祭」。東京ではラ・フォル・ジュルネが開催されているらしいけれど、関西も負けてへん! 近江の春「びわ湖クラシック音楽祭2019」が開催される。出演するのはプロの演奏家から学生まで、本格的なオペラもあり、気軽に立ち寄れる無料のロビーコンサートもあり。びわ湖ホールを中心会場として4月27日・28日に開催されるが、私は1日目だけ行くことにした。
びわ湖ホールといえば、やっぱりオペラ。プーランクの歌劇《声》を鑑賞しようと思う。
4月28日 ミーティング
この日は、学生仲間とともに制作しているフリーペーパー『Bridge 〜関西×音楽×学生のためのカルチャーメディア〜〜』の打ち合わせ。
ちなみにこれは、2019年3月末に創刊されたばかりの、できたてホヤホヤマガジン。関西で音楽活動に取り組む学生たちを紹介している。8月中旬の第2号発刊に向けて、本腰を入れなければ。
4月29日 フェルメール展
大阪市立美術館で開催されている「フェルメール展」へ。日本国内でも人気高いヨハネス・フェルメール(1632~1675)。GWの賑わいも相まって、名画の数々に人だかりができているに違いない。覚悟を決めて挑もう。そして、楽しもう。
4月30日 お仕事
この日は、抱えている原稿の締め切りに向けてひと頑張り。
5月1日 サロン・ドゥ・アヴェンヌへ
令和1日目の夜は、北新地のクラシック音楽サロン、「サロン・ドゥ・アヴェンヌ」へ。名器・ベーゼンドルファーが置かれたこの店へ来る人々は、お酒を片手に歌い、演奏し、おしゃべりを交わす。普段はスタッフとして働いている私だが、この日限りは来店客の一人として、贅沢な時間を堪能したい。
営業時間 火~金曜日 19:00-23:00
※月土日祝は貸切・イベント時のみ営業
※演奏時間、料金は内容によって異なります
所在地 〒530-0003大阪市北区堂島1-1-5 ザイマックス梅田新道ビルB1F (船大工通り北側)
URL http://www.avene-music.com/
5月2日 研究準備
久しぶりのオフだ。連休明けのゼミの研究発表に向けて、準備をしなければ……。
ちなみに大学では音楽学を専攻していて、オーケストラのマネジメントをテーマに卒業論文を書く予定だ。
5月3日 親戚
特別な連休だからこそ、そのうち1日は母方の親戚と過ごす。お墓参りでご先祖様を訪ねた後に、食事へ。音楽とはほぼ無縁の、うちの親戚。少し音楽から離れてゆったりと過ごそう。なんてったって次の日は、忙しい……。
5月4日 京都で過ごすイベントDAY
この日は、イベントが2つ。
まずは、京都市の今宮神社御旅所で開催される、「能舞台フェスタ in 今宮御旅所」へ。江戸時代から伝わる由緒ある能舞台で、能楽や邦楽などの伝統的な演目はもちろん、アカペラや管楽器によるアンサンブル演奏も行なわれる。和洋のコラボレーションや、いかに。
2つ目は、ロームシアター京都はサウスホールで行なわれる、日本フィルハーモニー交響楽団による「小学生からのクラシック・コンサート」へ。人間は灯台下暗しなもので、何かを専門的に突き詰めていく段階で、イロハの「イ」すら忘れてしまったりする。私は初心に戻りたくなって、音楽を専門的に学ぶようになりハタチを超えた今でも、こうして小学生向けのコンサートに足を運んでしまうのだ。
5月5日 取材
フリーペーパーの記事執筆のため、コンサートの取材へ。
「京都市立京都堀川音楽高校 67期卒業生による同窓演奏会」へ、足を運ぶ予定だ。出演者は、みな私と同じ年の学生。音楽に真摯に取り組む同世代の姿を目にし、演奏を聴き、刺激の波を浴びようと思う。
5月6日 授業日
賑やかな世間を横目に、通っている大学は特別開講日。残念な気持ちを抑えつつ、卒業に向けて学生生活を全うしていきたい。
関連する記事
-
指揮者ケント・ナガノ×能楽師 山本章弘「月に憑かれたピエロ」と新作能を上演
-
エチオピアとつないでバーチャルで民俗音楽セッション! 新たなコラボが誕生した瞬間
-
渋谷慶一郎——新国立劇場とドバイ万博、2つのアンドロイド・オペラの新しさとは
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly