蟹座の2025年下半期の運勢&あなたと同じ星座の作曲家は?
1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...
まぶしい主役の座へ!優しさが輝きに変わるリバイバル期
2025年後半、スターオーラを放ち、誰よりもまぶしいスポットライトを浴びる蟹座。12年に1度訪れる幸運星・木星は6月10日にあなたの星座に入り、2026年6月まで主役の座をキープさせてくれます。すでに「何かが起こり始めている」と手ごたえを感じている蟹座も多いはず。リバイバル、復帰の年でもあります。
蟹座は「情でつながる」星座で、「共感される」「愛される」ことを大切にするため、みずからも率先して他人に親切にし、困った人を助けます。人間関係では「ケアしたり、ケアされたり」ということが重要に。「家庭」を示す4ハウスが拠点であるため、今年後半はあなただけでなく世の中全体が「家」「ファミリー」というテーマに関心を持つようになります。
試練の星・土星は5月下旬からキャリアのハウスに入り、蟹座を猛烈な仕事人間にしているかも。「目立つ」ということがやりがいにも通じていきますが、木星効果で「いいところだけでなく、良くないところにも光が当たる」パターンも。知られて困る隠し事などは、厳重に隠すか、秘密そのものをなくしていくのが最善策です。
世界全体は以前よりドライで合理的になっていますが、2025年後半は蟹座の優しさや癒しパワーがセールスポイントになりやすい季節です。無意識のハウスには7月7日から「びっくり星」天王星が入り、長期的に蟹座のメンタルに影響を与えていきます。以前より予知能力が高まったり、リアルな夢を見過ぎて眠った気がしなくなるかも。自分なりのヒーリング方法を見つけ、バランスをとることです。
9月上旬には土星がいったん吉配置に戻り、旅心や冒険心が活発になりそう。閉じこもらず、とにかく行動してみると道が拓けるときです。
下半期全般を通して、コミュニケーション面での「優しさ」「同情」をいつも以上に心がけて。お節介と言われることを恐れず、さまざまな面での人助けを。あなたにリターンしてくるものは小さくないはずです。
【蟹座の作曲家】マーラー
ウィーン世紀末の精神を音楽に色濃く反映させ、時折エキセントリックになる独自の筆致で巨大なシンフォニーを書き続けたグスタフ・マーラーは、誰よりも聴き手に「共感を求めていた」という点で、蟹座の典型的芸術家と言えるでしょう。
月を支配星にもつ蟹座は、つねに形を変えるこの天体のように気分の上がり下がりが激しく、誰より優しい心を持ちながらも「ヒステリック」「感情的」と言われることがあります。オーケストラの前ではつねに気難しく、神経質で潔癖症だったマーラー。音楽は予想外の急展開が多く、ときに分裂症気味で、細かい気分のパッチワークに感じられることも。「交響曲第1番《巨人》」では、すでに別世界の何かが楽し気に侵入してくるシークエンスがあります。
マーラー:交響曲第1番《巨人》
そんな蟹座のマーラーは、家庭や女性的なるものに大きな救済を求めていました。指揮者としてのストレスや、作曲家としての世界苦とともに生きていた彼には避難所が必要でしたが、妻のアルマの不倫で心をズタズタにされ、心臓まで悪くなり50歳の若さで亡くなってしまいます。ときに強引ともいえるマーラーの分裂症的楽想は「この曲を聴いてくれる君、わかってくれるよね!」という蟹座的な共感の渇望だったのでしょう。
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