天秤座の2025年下半期の運勢&あなたと同じ星座の作曲家は?
1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...
キャリアアップの波に乗る一方で、距離感と謙虚さも磨く
自分のやり方で「クリエイティヴ」な生き方を追究したい……2024年末に創造のハウスに入った冥王星の影響で、猛烈な「やる気スイッチ」が入った天秤座は少なくないはず。さらに幸運星・木星は6月6日にキャリアと重責のハウスに入り、革命の星・天王星は7月7日に理想と旅のハウスに入宮。2025年後半の天秤座には「キャリアアップ」と「ステージの拡大」という輝かしい未来が待ち受けています。
対人関係のハウスには幻想の星・海王星と試練の星・土星が鎮座し、公私ともに関わる相手には注意が必要。長年知っている相手も、状況の変化によって「キャラ変」しているかもしれません。怪しい、と感じたら距離をとって。詐欺的な勧誘やオファーにも警戒を。いろいろな意味で「目立つ」存在となるため、100%安全でもいられなくなる下半期です。
快進撃のスピードがいったん弱まるのは、9月上旬と11月中旬。メジャー街道から引き返して、なじみのある小さなコミュニティで癒しを得たり、疲れた身体を家族のもとで休ませたりするのかもしれません。仕事モード100%になってしまうと、あなたの魅力も半減。プライベートで英気を養って、輝かしいオーラを修復させて。性別問わず、美容や身だしなみにも配慮を。
海外カルチャーや海外旅行とは、活発なご縁が生じる季節。出張先も国内より海外のほうが楽しいでしょう。社交を娯楽に出来る天秤座。出会った人々とのご縁を今後につなげて。
強力な時期だけに、謙虚さや「人に譲る心」も忘れずに。ひとつひとつ徳を積むことが、トラブル回避につながります。あなたが思う以上に、あなた自身が野心的で戦闘的になりやすい季節。時代のスピードには会っていても、そこに追いつくのに必死な人を蹴落としてしまっては台無しに。「勝ち負け」「競争」から一段階上の場所から全体を俯瞰する余裕を持ってみて。
【天秤座の作曲家】リスト
古今東西の名ピアニストには天秤座が圧倒的に多く、そのわけは両方の手をバランスよく使う楽器からという仮説もあります。「リサイタル」を発明した(!)歴史的コンポーザー・ピアニスト、フランツ・リストはその代表格。超絶技巧で貴族の女性ファンたちを卒倒させ、ベートーヴェンの交響曲やヴェルディ・オペラのハイライトをピアノ編曲して、いろいろな街で紹介しました。
若い頃から身分の高い女性との恋愛を繰り返し、晩年は僧として生涯を終えたリスト。華美で輝かしい初期作品も、枯淡の境地を思わせる後期作品も秀逸で、その才はオルガン曲や交響詩にも揮われています。
天秤座は愛の達人であると同時に、愛によってすべてを失ったり、肝心の「一番得たい愛」が得られない運命も用意しています。リストの場合は、50歳のとき、長年寄り添ったカロリーネ・ザイン・ヴィトゲンシュタイン伯爵夫人との結婚が教皇に認められず、婚姻無効の差し戻しを言い渡されるという悲劇に見舞われました。この出来事以降、二人は疎遠になり、カロリーネは神秘主義に傾倒し、リストは下級聖職者になったのです。「愛の夢」を聴くたび、愛しうる限り愛した作曲家の、得られなかった愛の証について、考えずにはいられないのです。
リスト:「愛の夢」
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