射手座の2025年下半期の運勢&あなたと同じ星座の作曲家は?
1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...
運命の出会いと創造の追い風。理解者とともに進化するとき
2025年に入り、多くの天体が射手座にとって好意的な配置を取り始めたため、かなり動きやすくなってきているかもしれません。なかでも6月10日に対人関係のハウスに入った革命の星・天王星は、ここから2033年まで射手座の対人関係やパートナーシップにドラマティックな変化を与えてきます。それは仕事上でのビジネスパートナーやクライアントであったり、プライベートでの恋人や親友であるかもしれません。「とうとう運命の相手と巡り会えた!」という人生のハイライトを経験する射手座も出てきそうです。
クリエイティヴ面でも変革が起こり、思い切りファンタジーに振りきった表現が歓迎されると同時に、「現実で可能なアイデアであること」も厳しく求められます。巨大な壁画ではなく、画廊で売ることのできるサイズの絵をオーダーされるイメージです。そこで描かれているものはどれほど現実離れしていてもOKですが、部屋に絵を飾りたい人が買えるサイズであることが重要になります。
幸運星・木星は秘密と官能のハウスに入り、このハウスが刺激されることで、さまざまな影響がありそう。遺産を相続したり、重要な地位を継承したりというイベントもありそうですし、絆の深いソウルメイトとの出会いが人生のすべてを変えてしまうというパターンも考えられます。「秘密の関係」が楽しみになってしまう相なので、それが非道徳的にならないよう注意することです。
理解者の数が足りない、というフラストレーションを抱えている射手座は、悩みが解消される季節です。孤軍奮闘せずとも、周囲から持ち上げられる形でいろいろなことが楽になり、通常運転でステップアップしていけるはず。あなたを中心としたチームが結成されるタイミングでもあり、かなりハイクオリティなメンバーが集まりそう。年下からの支持もアップし、大勢から尊敬されるでしょう。
【射手座の作曲家】ベルリオーズ
射手座の支配星は木星。太陽系最大の惑星である木星は、占星術では太陽と同じくらい(あるいはそれよりも?)ラッキーな天体で、射手座に楽観的でタフな性質を与えてくれます。難聴で遺書まで用意していたベートーヴェンが「生きよう!」と決断できたのは、彼が射手座の音楽家で木星の加護を得ていたからではないでしょうか。国家権力と対立しながらも、体制に屈することなく15曲の交響曲を書いたショスタコーヴィチも射手座。最悪の事態においても青空を見ることができるポジティヴィティと、加えて人を食ったユーモアもあります。
「楽観・ユーモア・誇大妄想」とドン・キホーテそのもの(?)のような射手座ですが、彼らには崇高な哲学性と「徳」も授けられており、それが射手座の作曲家の音楽を不朽のものにしている所以です。サイズが大きい木星と同様、射手座が作る芸術作品も巨大です。全5幕のグランド・オペラ《トロイアの人々》のような作品を書いてしまうのは、やはり射手座のベルリオーズのような人なのです。
物語を愛し、ドラマに深く入り込む射手座は、本質的に劇作に向いています。ロマン主義の文学と深く結びつき、着想を得ていたという点で、ベルリオーズこそがキング・オブ・射手座ではないかと思うのです。女優に大恋愛して結婚してみたら「普通の人だった」と失望してみたり、作曲に熱中しすぎて健康を害したり、つねに危なっかしさとチャームポイントが隣り合わせだったところも、愛すべき射手座です。
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