エリザベート王妃国際音楽コンクール ファイナルに日本から4名進出!演奏順が発表
2025.05.10
30秒でわかるヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《春の声》
ピアソラ:リベルタンゴについて30秒で丸わかり♪
アストル・ピアソラ(1921~92)は、アルゼンチン・タンゴの歴史に新たな頁を開いた音楽家です。早くからバンドネオン奏者(アルゼンチン・タンゴに用いるボタン式のアコーディオン風の楽器)として活動するとともに、個性的なタンゴを作曲して注目を集めました。またパリに留学してナディア・ブーランジェに作曲を師事するなど、クラシック音楽の土台もしっかりと学んでいます。帰国後ブエノスアイレス八重奏団を結成、のちにはピアソラ五重奏団を率いて、新しいタンゴのあり方を追求しました。彼の芸術的なタンゴは、やがてジャンルを越えて世界的なブームになってクラシック音楽家が取り上げるようになります。
《リベルタンゴ》は、アルゼンチンを離れてイタリアで活動していた時期に作曲されました。題は自由を意味する“リベルタ”という語にタンゴの語を結び付けたものです。エネルギッシュな音型とリズミックな動きに満ちた活力ある曲で、さまざまな編成によって演奏されています。
作曲年: 1974年
演奏時間: 約3分
編成: バンドネオン、エレキギター、エレキベース、ドラムス、キーボード(初期の編成の一例);バンドによってさまざまな編成が可能なほか、種々の楽器や編成のための編曲がある