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2020.08.05
高精度センシングシステムで一音一音のタッチまで分析

ソニーCSLが科学の力でピアニストの心身をサポート! 芸術表現に集中できる教育を

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ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)が、音楽芸術活動に携わるアーティストの成長を支援する「ミュージック・エクセレンス・プロジェクト」を立ち上げた。10代のピアニストを対象とした身体教育と芸術教育を包括的に提供するアカデミープログラムを2020年8月1日から展開する。

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アカデミーのベースとなるのは、ソニーCSLが研究・開発してきた「ダイナフォーミクス」と呼ばれる、音楽家の熟達支援と故障予防を通して、音楽表現の進化と持続可能性の実現を目指すプラットフォーム。ピアノに組み込んだ高精度センシングシステムを用いて、演奏者の動きのくせや、姿勢などを認識し、問題点を視覚化する。

こうした環境の中、第18回ショパン国際ピアノコンクールの審査員ディーナ・ヨッフェ氏をミュージカル・ディレクターに迎え、8名の講師が2021年5月までオーディションを経た9名のピアニストをオンラインなどで指導する。

オーガナイザーの古屋晋一氏は、テクノロジーの利便性、身体教育の重要さは解きつつも、あくまでそれらは「より多くの時間を芸術教育に割けるように」するためのものだと強調した。より良いパフォーマンスのために、スポーツ科学においてテクノロジーが当たり前に利活用されている今日、音楽科学が演奏を変える日も近そうだ。

オンライン記者会見では、自身も幼少時ピアノを習っていたというオーガナイザーの古屋晋一氏が実演を交えて解説した。

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