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2021.10.14
10月の特集「映画と音楽」

ジョン・ウィリアムズがウィーン・フィルに続きベルリン・フィルで指揮者デビュー! ライブ配信も

©️Lefterisphoto

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『スターウォーズ』シリーズ、『ハリー・ポッター』シリーズ、『ジョーズ』、『E.T』、『ホーム・アローン』……挙げればキリがないほどの名作映画で音楽を担当してきた巨匠ジョン・ウィリアムズ2021年10月16日(日本時間17日2時)にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に指揮者としてデビューする。デジタル・コンサートホールでのライブ配信も予定されている。

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ベルリン・フィルがジョン・ウィリアムズの音楽を取り上げるのは初めてのことではなく、サー・サイモン・ラトルが指揮した2015年のヴァルトビューネ・コンサートで、ホルン・セクションが“あの帽子”を被り演奏した『インディー・ジョーンズ』の演奏が印象的だ。

今回はジョン・ウィリアムズ自身が指揮をとり、代表作である『スターウォーズ』、『スーパーマン』、『ジュラシック・パーク』『ハリー・ポッター』、『未知との遭遇』などの映画音楽や、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1ソロ・チェリストであるブリュノ・ドルプレールをソリストに「チェロと管弦楽のための《エレジー》」を演奏する。

ジョン・ウィリアムズの指揮活動としては、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮し、ヴァイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムターが参加した自作自演録音『John Williams in Vienna』が記憶に新しい。

また、ベネズエラ出身の人気指揮者グスターヴォ・ドゥダメルとロサンジェルス・フィルハーモニックが全曲ジョン・ウィリアムズ作品のライブ録音『ジョン・ウィリアムズ・セレブレーション』をリリースするなど、歴史あるオーケストラが彼の映画音楽を取り上げる機会が増えている。

ジョン・ウィリアムズのアカデミー賞へのノミネートはなんと52回! 自身の音楽をこう語っている。

私の音楽は、長く、困難で、労働集約型のプロセスを通ったときのみ、シンプルに響く
ジョン・ウィリアムズ

彼と長くタッグを組んできた映画監督のスティーブン・スピルバーグと映画『シンドラーのリスト』を作っているときに、ジョン・ウィリアムズが「この作品には、自分よりもっと適切な作曲家が必要だね」と問うと、スピルバーグはこう答えたという。「わかっているよ。でも、その人たちはもう死んでいるんだ」。

映画界から信頼され、音楽で支え、発展に貢献してきた生けるレジェンドの音楽を、ベルリン・フィルがどのように響かせるのか注目だ。

ライブ配信情報
ジョン・ウィリアムズが自作の映画音楽を指揮

日時: 2021年10月17日(日)午前2:00(日本時間)

 

出演: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・ウィリアムズ(指揮)
ブリュノ・ドルプレール(チェロ)

 

プログラム:

「オリンピック・ファンファーレとテーマ」

『未知との遭遇』から抜粋

組曲『遥かなる大地へ』

『ハリー・ポッターと賢者の石』よりヘドウィグのテーマ、〈ニンバス2000〉、〈ハリーの不思議な世界〉

『ジュラシック・パーク』のテーマ

『スーパーマン・マーチ』

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』よりオートバイとオーケストラのスケルツォ

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』よりマリオンのテーマ、レイダース・マーチ

チェロと管弦楽のための《エレジー》(ブリュノ・ドルプレール)

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』より〈ハンの冒険〉

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』よりヨーダのテーマ

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』より王座の間とエンド・タイトル

 

開演約10分前から:ベルリン・フィル団員、ジョン・ウィリアムズについて語る

休憩時間中:ブリュノ・ドルプレール(聞き手:スタンリー・ドッズ)

 

視聴はこちらから

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