ニューノーマル時代の新演出版オペラ《夏の夜の夢》、オーベロン役に藤木大地
1984年生まれ、千葉県佐倉市出身。明治大学文学部卒業後、東進ハイスクールの校舎運営、朝日新聞夕刊の執筆・編集、ステージナタリー記者を経て現職へ。『ぴあ』、『ウートピ...
シェイクスピアの喜劇として名高い戯曲を原作としたベンジャミン・ブリテンのオペラ《夏の夜の夢》が、新国立劇場による新制作、新型コロナウイルス感染症対策を講じた“ニューノーマル時代”における特別バージョンとして上演される。
2月以降、コロナ禍の影響で8演目の公演中止を余儀なくされた新国立劇場のオペラ公演。再開の演目となる《夏の夜の夢》は、デイヴィッド・マクヴィカーの原演出に基づき、ソーシャル・ディスタンスや飛沫感染予防に配慮した形に演出を改めるという。今回は、マクヴィカー演出を熟知するレア・ハウスマンがオリジナル版の舞台装置・衣裳を使用し、新たな舞台を創出する。
20世紀イギリスの作曲家ブリテンによる作品は、動機や和声によるドラマ進行に長けた手法で妖精・恋人・職人の世界を鮮やかに展開。特にボーイ・ソプラノによる妖精たちのアンサンブル、カウンターテナーによる妖精の王オーベロンは、観客を一気に幻想的な世界へ引き込む。
ベンジャミン・ブリテン(指揮)アルフレッド・デラー(オーベロン)オペラ《夏の夜の夢》
なおオーベロン役には新国立劇場オペラ研修所出身で、
上演時間は約195分の予定(休憩含む)。公演は10月4日(日)~12日(月)に、東京・新国立劇場 オペラパレスにて。現在、追加席チケット販売中。
日程: 2020年10月4日(日)~12日(月)
会場: 東京・新国立劇場 オペラパレス
作曲:ベンジャミン・ブリテン
指揮:飯森範親
演出:レア・ハウスマン(デイヴィッド・マクヴィカーの演出に基づく)
キャスト
オーベロン:藤木大地
タイターニア:平井香織
パック:河野鉄平
シーシアス:大塚博章
ヒポリタ:小林由佳
ライサンダー:村上公太
ディミートリアス:近藤圭
ハーミア:但馬由香
ヘレナ:大隅智佳子
ボトム:高橋正尚
クインス:妻屋秀和
フルート:岸浪愛学
スナッグ:志村文彦
スナウト:青地英幸
スターヴリング:吉川健一
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