管、弦、ピアノ…歌! さまざまな編成の室内楽を楽しもう
毎週月曜日に、編集部が気になる今週の公演を紹介するコーナー「今週どこ行く?」。
次の月曜日までの公演の中から、独断で3つに絞ってピックアップしていきます。
ご自身のカレンダーや気分と相談して、ぜひ足を運んでみて!
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
こんにちは、編集部Mです。最近、弦楽六重奏曲やピアノ四重奏曲をよく聴いているので、今週は室内楽の演奏会を紹介したいと思います。みなさんのお気に入りの室内楽の編成はなんですか? ぜひ実際に足を運んで、いろいろな響きを楽しんでみましょう。
3月23日(水):東京・春・音楽祭 2022 名手たちによる室内楽の極(きわみ)
日時: 2022年3月23日(水)19:00開演
会場: 東京文化会館小ホール
出演 : ヴァイオリン/長原幸太、大江 馨、川口尭史、小林壱成、塩田 脩、戸原 直
ヴィオラ/鈴木康浩、大島 亮
チェロ/上森祥平、門脇大樹
コントラバス/赤池光治
ホルン/福川伸陽、熊井 優
曲目: モーツァルト/ディヴェルティメント 変ホ長調 、ディヴェルティメント 第17番 ニ長調
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3月25日(金):日本ベートーヴェンクライス 3月例会 「20代のベートーヴェン」鈴木秀美と仲間たち ピアノ・トリオ作品
若きベートーヴェンによる室内楽作品を古楽器の演奏で聴くことができるこちらの演奏会。ベートーヴェンのピアノ・トリオ第1番といえば、連載「おやすみベートーヴェン」で初めて作品番号がついた作品として紹介した思い出がよみがえります。なぜハイドンの作品と一緒に演奏されるのか、それも「おやすみベートーヴェン」を第1夜から復習すればわかる……はずです!
日時: 2022年3月25日(金)14:00開演
会場: 杉並公会堂小ホール
出演: 荒木優子(ヴァイオリン)、鈴木秀美(チェロ)、上尾直毅(ピアノ)
曲目: ハイドン/ピアノ・トリオ、ベートーヴェン/未完のトリオ、ピアノ・トリオop.1-1
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3月26日(土):びわ湖ホール声楽アンサンブル第74回定期公演
フォーレのレクイエムを、2020年秋に初演されたばかりの信長貴富編曲による小編成版で聴くことができます。オルガンと弦楽五重奏による原典に忠実な編曲なんだそう。びわ湖ホール声楽アンサンブルの16名による歌声では、どのような響きになるのでしょうか。前半では、エルガーの《エニグマ変奏曲》の美しい第9変奏がア・カペラで歌われるのも興味深いですね。
エルガー:《エニグマ変奏曲》より第9変奏「ニムロッド」
日時: 2022年3月26日(土)14:00開演
会場: 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
出演: 園田隆一郎(指揮)、石上真由子(ヴァイオリン)、叶澤尚子、細川 泉(ヴィオラ)、北口大輔(チェロ)、大槻健太郎(コントラバス)、長田真実(オルガン)、びわ湖ホール声楽アンサンブル(独唱・合唱)
曲目: エイトル・ヴィラ=ロボス/ブラジル風バッハ第9番、エドワード・エルガー/永遠の光(エニグマ変奏曲 op.36より「ニムロッド」)、サミュエル・バーバー/神の子羊(弦楽のためのアダージョ op.11)、ガブリエル・フォーレ/レクイエム ニ短調 op.48 (信長貴富編曲によるオルガンと弦楽五重奏版)
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