《第九》が年末に演奏される理由とは?《第九》トリビアを紹介!
2020.02.07
おやすみベートーヴェン 第54夜【天才ピアニスト時代】
8つの歌曲(リート)第3曲「憩いの歌」——ユルツェンの詩にのせた心安らぐ穏やかな歌
生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。
1792年、22歳のベートーヴェンは故郷ボンを離れ、音楽の中心地ウィーンに進出します。【天才ピアニスト時代】では、ピアニストとして活躍したウィーン初期に作曲された作品を紹介します。
ONTOMO編集部
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
ユルツェンの詩にのせた心安らぐ穏やかな歌 8つの歌曲(リート)第3曲「憩いの歌」
ウィーンに住み始めて間もないころに作曲。聖職者でもあった詩人フランツ・ユルツェンの4節の詩による有節リート。
「恋人の腕の中で心は憩う、彼女が合図をしてくれるのに、でも、うまくはゆかない。僕の人生の安らぎ、冷酷な人々の心が、僕から君を遠ざける。僕の人生の盛りにあって、僕は生気を失ってゆく。大地の懐に抱かれると心は安らぐ、誰にも邪魔されずに、はるか上方の天国での眠りにはいる」と歌われる。
解説:平野昭
憩い、心の安らぎ……寝る前に聴くのにぴったりな歌曲ですね。一味ちがった女声バージョンもお楽しみください。
作品紹介
8つの歌曲(リート)第3曲「憩いの歌」Op.52
作曲年代:1793年(ベートーヴェン23歳)
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2025.04.13
ギタリスト福田進一「武満徹には奏者を介して出てきたものを受け入れる自在さがあった...
2025.04.11
指揮者の沖澤のどかが11月にボストン交響楽団にデビュー! 五嶋みどりと共演
2025.04.11
【4/13ライブ配信あり】佐渡裕指揮『1万人の第九 EXPO2025』―大阪・関...
2025.04.11
ムソルグスキー《展覧会の絵》はどんな絵なのか? 各曲の題材となった絵の実態を解説...
2025.04.10
今週の音楽家の名言【ピアニスト・務川慧悟】
2025.04.09
【牛田智大 音の記憶を訪う】「自然なピアノ」を実現するための技術~基本に戻った2...
2025.04.08
角野隼斗アップライトピアノプロジェクト第Ⅱ期始動!自分のために弾くピアノを多くの...
2025.04.07
ピアニスト・ガジェヴがインドで3日間の「アシュラム」体験! ヨガやグルとの対話か...