亡国の歴史を歩んだポーランドの独立と第1回ショパン国際ピアノ・コンクールのころ
2019.12.21
おやすみベートーヴェン 第6夜【ボンでの少年・青年時代】
《嬰子に寄せて》——デーリングの詩にのせた愛らしい歌
生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。
ONTOMO編集部
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
デーリングの詩にのせた愛らしい歌 《嬰子に寄せて》
ヨハン・フォン・デーリングの詩による有節歌曲。「まだお前にはわからないわ、お前が誰の子か、誰がお前のおむつを替え、誰がお前のお守りをし、誰がお前を暖め、お乳をあげているのか? 何年もしないうちにそれがお母さんだとわかります」。愛らしい前奏と後奏をもち、中間部での転調による美しい変化も聴きどころ。
解説:平野昭
この作品は、『クラヴィーア愛好家のための新しい花束集』第三号に収められ、1784年に出版されました。詩の内容も曲調もとてもかわいらしく、あのベートーヴェンの愛らしい少年時代が思い浮かぶ……かもしれませんね。
作品紹介
《嬰子に寄せて》WoO108
作曲年代:1783/4年?(ベートーヴェン13~14歳)
出版:1784年
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