2019.12.25
おやすみベートーヴェン 第10夜【ボンでの少年・青年時代】
「クラヴィーア四重奏曲ニ長調」——少年ベートーヴェンが想定した室内楽の響き
生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。
ONTOMO編集部
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
少年ベートーヴェンが想定した室内楽の響き 「クラヴィーア四重奏曲ニ長調」
ピアノ・ソナタの中にアンサンブル曲と同じ音型が出てくることで、「ベートーヴェンがどんな音色を想定しながら作曲していたのか」ということが改めてわかりますよね。「ピアノ・ソナタ第9番」Op14-1のように、自分で弦楽四重奏に編曲した例もありますし、とても密接な関係があると思います。
——小山実稚恵、平野昭著『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』(音楽之友社)15ページより
3つの「クラヴィーア四重奏曲」には、ピアノ・ソナタを中心とした後の作品に通じる音型が見られるだけでなく、14歳ころのベートーヴェンがさまざまなな楽器に精通していたことも表れているそうです。少年ベートーヴェンの頭の中に響いていたのがどんな音楽だったのか、聴いてみましょう。
作品紹介
「クラヴィーア四重奏曲変ホ長調」WoO36-2
作曲年代:1785年(ベートーヴェン14歳)
出版:1828年
作曲順とWoO番号(初版譜による)が不一致だが、3番(ハ長調)、1番(変ホ長調)、2番(ニ長調)の順で成立。3曲セットとして死後出版。
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