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2020.07.31
おやすみベートーヴェン 第229夜【作曲家デビュー・傑作の森】

「交響曲第6番 へ長調《田園》」第1楽章——初演時のプログラムは《田園》ではなかった

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

1800年、30歳になったベートーヴェン。音楽の都ウィーンで着実に大作曲家としての地位を築きます。【作曲家デビュー・傑作の森】では、現代でもお馴染みの名作を連発。作曲家ベートーヴェンの躍進劇に、ご期待ください!

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ
編集協力:水上純奈

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初演時のプログラムは《田園》ではなかった 「交響曲第6番 ヘ長調《田園》」第1楽章

本日からは「交響曲第6番 ヘ長調《田園》」を3日に分けてご紹介します。

12月17日土曜日の『ウィーン新聞』には、ベートーヴェンのアカデミーの広告が掲載されている。そこには全作品が未公開の新作とあるが、ピアノ協奏曲第4番や「ハ長調」ミサ曲抜粋などはすでに私的演奏会で演奏されていた。広告には第1部:1、交響曲《田舎の生活の思い出》と題するヘ長調、2、アリア、3、ラテン語テキストによる賛歌、合唱と独唱を伴う教会様式の作品、4、ピアノフォルテ協奏曲、本人独奏。

——平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)102ページより

『ウィーン新聞』に掲載されたというこの広告は、「交響曲第6番 へ長調《田園》」作品68が初演された、1808年12月22日のアカデミーについてのものです。《田園》交響曲はもともと《田舎の生活の思い出》という名前で紹介されていたようです。ベートーヴェンの実体験からくるものなのでしょうか。

冒頭の爽やかな旋律を聴くと、自然豊かな「田園」風景を思い浮かべることができます。皆さんも、心に残っている風景を思い出してお聴きください。

作品紹介

「交響曲第6番 へ長調《田園》」Op.68

作曲年代:1807年暮れ〜08年初秋(ベートーヴェン37歳)

初演:1808年12月22日

出版:1809年5月ブライトコップフ&ヘルテル社(ライプツィヒ)

平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)
ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

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