プレイリスト
2022.11.11
ただいまショパン第34回

3つの華麗なる円舞曲 Op.34――雰囲気が異なる三者三様のワルツ

ショパンの作品を全曲聴いてみよう! ショパン自身がつけた作品番号順に聴くことで、ショパンの“設計図”が見えてきます。

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

イラスト:本間ちひろ

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3つの華麗なる円舞曲 Op.34

〈変イ長調〉作品34の1はワルツらしい小気味のよい切れ味となっている。(中略)〈イ短調〉作品34の2は1838年に作られ物憂い印象的なバスではじまる。やがてマズルカもきこえてきて心にしみるワルツとなっている。〈ヘ長調〉作品34の3は同じ年に作られたが一転して元気のよいワルツだ。

——小坂裕子著 作曲家◎人と作品シリーズ『ショパン』(音楽之友社)187〜188ページより

本日紹介するワルツは、第2番 変イ長調(1835年)、第3番 イ短調(1838年) 、第4番 ヘ長調《猫のワルツ》(1838年)の3曲です。《猫のワルツ》という愛称はショパンが付けたものではなく、猫が鍵盤の上で駆け回っている様子を連想させることから、のちにそう呼ばれるようになりました。曲調の異なる3曲のワルツをお楽しみください。

作品紹介

3つの華麗なる円舞曲 Op.34

作曲年代:1835〜38(ショパン25〜28歳)

出版:1838年

献呈:Fräulein Thun–Hohenstein

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