国立公園の魅力をさまざま切り口で~国立公園オフィシャルパートナーシップ締結式が開催
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
環境省では、民間企業・団体と国立公園オフィシャルパートナーシッププログラムを推進しており、第12回となる本パートナーシップの締結式が12月21日に開催された。
「国立公園オフィシャルパートナーシッププログラム」は、環境省と民間企業・団体が相互に協力し、日本が世界に誇る国立公園の美しい景観と、国立公園に滞在する魅力を世界に向けて発信し、国内外からの国立公園利用者の拡大を図ることで、国内外の人々の自然環境保全への理解を深めるとともに、国立公園が所在する地域の活性化につなげるためのパートナーシッププログラム。
平成28年に設立され、これまで129社の企業等と締結を行なっている。第12回の締結期間は令和7年末までで、締結パートナー企業等には以下の8社が選ばれた。
・(株)KASSE JAPAN:イベント企画・コンサルティング業
・キャノンマーケティングジャパン(株):撮影機器マーケティング・小売業
・(株)コクーンラボ:広告物制作・広告代理店業
・(株)SUBARU:自動車製造・販売業
・(株)デラ:音楽コンテンツ企画・制作・販売・配信
・(一社)日本アドベンチャーツーリズム協議会:AT普及活動
・広島国際空港(株):空港運営
・Uni-Voice事業企画(株):音声コード事業
自社商品「PowerShot Zoom」を公園事務所へ貸し出して、撮影された写真を活用して国立公園の魅力を発信したり、新宿御苑インフォメーションセンター内のカフェで国立公園の地域産品を販売、またアドベンチャーツーリズムの人材育成や、文字情報を音声情報として聴くことができる技術を使った視覚障害者や外国人観光客向けの国立公園に関する情報発信など、魅力的な取り組みが並ぶ。
音楽の分野では、ヒーリングミュージックの老舗レーベル「デラ」が、これまでに日本各地の国立公園で収録した自然音を活用して「音」の魅力を発信するとともに、継続的に国立公園の自然音を記録していく予定。また、これまでに培った音が心身におよぼす影響の検証ノウハウを生かし、自然音が我々の心身におよぼすさまざまな影響を調査、発信していく。
12月21日には、全国12か所の国立公園で自社収録した自然音によるアルバム『ネイチャー・サウンド・シンフォニー~リラックスへと導く国立公園の自然音』を、国内外に向けて配信リリースした。
全国に34ある国立公園の利用者は、コロナ禍を経て、着実に戻ってきているという。日本を初めて訪れた外国人観光客は「次は自然のある地域にいきたい」という人が多いとのことで、インバウンド誘致の大きな可能性も秘めている。
自然環境局長は最後に、「国立公園を訪れた人に自然の価値を認識してもらい、美しさを守るファンになってもらうことが目的。富士山だけではない日本の自然の多様な魅力を発信していきたい」と語っていた。
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