郷古 廉に50の質問!〈前編〉舞台に上がる時の気持ちは?これまでで最大の試練は?
2022.03.17
生まれ変わる街の景色を眺めながら、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を聴く
1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...
夏本番! 私の暮らす関東地方、今年は梅雨明けの青空が、いつにも増してとてもクリアです。湿度もまださほど高くない、爽やかな7月らしい夏。
「まだ涼しい朝のうちに…」みたいな言葉が通用しない昨今の猛暑。子どもの頃は夏休みというと、午前中に宿題やらピアノの練習をやっちゃいなさい、みたいなことをよく言われたものです。ここ何年も夏は朝からひどい暑さですから、そんなことはすっかり忘れていたのですが、今年はそんな習慣を思い出しました。束の間の爽やかな夏空を楽しみたいですね。
暑い時期には、やはりコッテリした音楽はちょっと敬遠したくなりませんか。ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681〜1767)の協奏曲の響きなどいかがでしょう。
4つのヴァイオリンのためのこちらの協奏曲は、涼しげに響きます。耳からの冷感、オススメです。弦楽器のスッとしたハーモニー、軽やかでのびやかな演奏が気持ちよく届きます。
ゲオルク・フィリップ・テレマン:4つのヴァイオリンのための協奏曲