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2023.05.22

エル・システマ・ジャパンが児童養護施設での弦楽器教室「弦楽りぼん・児童養護施設プロジェクト」をスタート!

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一般社団法人エル・システマジャパンは、子どもたちが音楽を通してたくましく成長すること、活性化された地域と共生社会の実現を目指して活動している。設立から11年目を迎え、新たに音楽支援ボランティア団体「弦楽りぼん」の一部事業を協働し、コロナ禍を経て拡大する子どもの体験格差を埋め、社会的養護下にある子どもたちに豊かな芸術環境を提供していく。 

ボランティア団体「弦楽りぼん」は、神奈川県平塚市の「田中バイオリン工房」を主宰する田中眞次さんが代表を務め、2013年から全国から集まった使われなくなったヴァイオリン・ビオラ・チェロを田中氏が修繕し、児童養護施設に無償で寄贈し、ボランティアにより施設内の児童・職員へ演奏指導する活動を行なっている。2020年までに神奈川県・東京都の6か所の児童養護施設で、延べ5000人以上の子どもたちが弦楽器教室に参加してきた。

しかし、コロナ禍で活動が休止したことから厳しい財政状況に陥り、再開を望む声に応えるべく、事業継続のためエル・システマジャパンでの実施・運営が決定した。

まずは、川崎市の新日本学園での弦楽器教室の再開に踏み切り、現在、施設で暮らす小学校1年生から高校3年生40人のうち12人の子どもたちと、施設の職員3人の参加のもと、2週間に1回のペースで継続的に合奏スタイルの教室を開催。今後、活動休止中の他の施設での弦楽器教室の活動再開も目指している。指導は、首都圏在住の社会人や学生を中心とした、エル・システマジャパンの指導ボランティア(フェロー)が担う。

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