読みもの
2018.10.02

日めくりオントモ語録/本間千也

イラスト:駿高泰子

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例えるなら言葉と同じです。最初は単語の発音や意味やニュアンスを確認して、次に文節を、そして最後に1つのセンテンスを……という具合です。

――本間千也「バンドジャーナル」2018年10月号より

プロの練習方法について問われた本間さん。プロもアマチュアも基本は同じだと思うと告げたうえで「楽譜を読み込む段階では、アクセント、テヌート、スタッカート、強弱記号などを漏らさずに確認していきます。常に楽器で吹くと疲れるので、声を出しながら確認してみてもよいでしょう。そして次の段階で、それらの情報を咀嚼して自分のなかにイメージを作り、自然な音楽として流れるようにしていきます」と語りました。本間さんの分かりやすい例えをもう一つ挙げると「プラモデルを作るときも、小さなパーツ作りに時間をかけて、最終的には大きなものができあがります」というのと同じことのようです。

本間千也(Kazuya HONMA)

新潟県佐渡市生まれ。東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマコースを卒業。トランペットを杉木峯夫、津堅直弘、Edmund Cordの各氏、室内楽を稲川榮一、佐野日出男の各氏に師事。第28回新潟県音楽コンクール県知事賞受賞。第16回日本管打楽器コンクール第3位受賞。シエナ・ウインド・オーケストラ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別契約団員を経て、2009年より東京佼成ウインドオーケストラ楽団員。そのほか、トロンボーン奏者・中川英二郎氏率いる金管アンサンブル「侍BRASS」や、オーケストラ、ソロ、ミュージカルオーケストラでのライブ演奏活動や、NHK-BSプレミアムシアターの番組テーマ曲(冨田勲作曲)トランペットソロ、松竹映画『おかえりはやぶさ』エンディング曲、NHK連続テレビ小説『花子とアン』『マッサン』など、映画やアニメ・TV番組など多数のスタジオ録音に参加。尚美ミュージックカレッジ専門学校、洗足学園音楽大学非常勤講師。

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