上質なデザインの小型スピーカーが進化! 英国KEFのLS50コレクション
オーディオファンにも好評の英国のスピーカーメーカーKEFのLS50シリーズ。曲線を描いた上質なデザインの小型のスピーカーボックスに、独自のユニット「Uni-Qドライバー」(高音域用のツイーターが中音域用のユニットの中央に配置される仕様)が搭載され、正確性の高い原音再生を狙った“点音源”が特徴とされている。
その人気シリーズが一新、よりクリアなサウンドを得るため、新技術「メタマテリアル・アブソープション・テクノロジー(Metamaterial Absorption Technology/以下、MAT)」を搭載し、9月22日にLS50 コレクションとして発表された。
この新技術MATは、複雑な迷路のような構造をもつ円盤形のもので、Uni-Qドライバー裏側に取り付けられている。通常は余分な音を吸収するためにフェルトや綿などで作られる吸音材がスピーカーボックスに敷き詰められるのだが、小型では入れる量に限りがある。そこで、特定の周波数帯ノイズを効率的に吸収する回路をもつMATが開発された。同社はドライバー背面から出る99%のノイズを吸収すると発表している。
メタマテリアル・アブソープション・テクノロジー(MAT)
このMAT搭載の12世代のUni-Qドライバーが採用された新モデルは、パッシブスピーカー「LS50 Meta」と、アンプやネットワーク機能などを内蔵したオール・イン・ワンのワイヤレススピーカー「LS50 Wireless II」。そして、どちらも4色用意されたスピーカー本体のカラーに合わせて、S2フロアスタンドも用意される。
LS50 Wireless IIは、最高で24bit/384kHzまでの音楽ファイルのストリーミングをサポート。Spotifyのアプリから直接ストリーミングしたり、KEF ConnectアプリからTidalやAmazon Musicなどに接続することもできる。また、AirPlay 2やGoogle Chromecastなど、幅広く対応。TVやレコードプレーヤー、CDプレーヤーやゲーム機器にもケーブルで接続できるので、デバイスを選ばない。
KEFが音質の追求だけでなく、UX(ユーザーエクスペリエンス)の担当部署も設けて、快適な音楽体験を検討してきた成果が詰まったモデル。ぜひオーディオ店でその音質や使い勝手を試してみては?
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