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2020.06.27
136年前の今日、ドビュッシーのカンタータ《放蕩息子》初演!
Eduard Kaiser, Robert und Clara Schumann(1847年)
1841年3月31日、ライプツィヒのゲヴァントハウスで、シューマンの交響曲第1番《春》が初演されました。メンデルスゾーンの指揮によって演奏され、好評を博したそうです。
1840年にクララと結婚し、シューマンはこの作品を書いたころ、きっと幸せいっぱいだったことでしょう。
ピアノ曲から歌曲、室内楽曲、管弦楽曲へと作曲の幅を広げ、創作活動が充実した時期でもありました。
交響曲第1番《春》のスケッチは、わずか4日間で完成。オーケストレーションまで合わせても2か月で仕上げています。
なお、この曲は「春の交響曲」という名もあるが、これはベットガーの春の詩によって、刺激を受けて書いたものと言われているためであって、はじめは自筆スコアの各楽章のそれぞれにも「春のはじめ」、「たそがれ」、「楽しい遊び」、「春たけなわ」という標題が付けられていたのである。
『作曲家別名曲解説ライブラリー シューマン』(音楽之友社)19ページより
アドルフ・ベットガーはドイツの詩人、脚本家、翻訳家で、バイロン卿の作品をドイツ語訳した功績も知られています。
それぞれにつけられた標題をヒントに、シューマンが感じた春を聴いてみましょう!
シューマン夫妻について、詳しくはこちらの記事もどうぞ。