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2020.04.24
気まぐれ音楽カレンダー♪

118年前の今日、ベルリンでブラームスの「11のコラール前奏曲」初演!

1889年のブラームス

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1902年4月24日、ブラームスの「11のコラール前奏曲」が初演されました。ブラームスが亡くなる1年前の1896年に作曲された、作品番号をもつ最後の作品です。

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第1曲「わがイエスよ、われを導き給え」
第2曲「敬愛するイエスよ」
第3曲「おおこの世よ、われ汝より去らねばならぬ」
第4曲「わが心は喜びに満ちて」
第5曲「装え、愛する魂よ」
第6曲「おお汝、信心深い人はいかに至福なるか」
第7曲「おお神よ、汝やさしき神よ」
第8曲「一輪のばらが咲いて」
第9曲「心から私は願う」
第10曲「心から私は願う」
第11曲「おおこの世よ、われ汝より去らねばならぬ」

これらは、晩年のブラームスの重苦しい気分を反映する典型的な作品であるわけだが、ブラームスはこれらの曲で、死の直視、現世との訣別、永遠の生命への熟考といったものも織り込んだのだった。そして、これらは、ドイツ・ロマン派のオルガン曲の傑作に数えられている。

作曲家別名曲解説ライブラリー ブラームス』(音楽之友社)373ページより

1896年に心の支えとしていたクララ・シューマンがこの世から去り、深い悲しみを抱えていたブラームス。オルガン作品を書くことで、その心を慰めようとしたそうです。

最晩年の心に沁み入るような落ち着いた響きをお楽しみください。

『作曲家別名曲解説ライブラリー ブラームス』(音楽之友社)
作品別に、基本的な情報から創作背景までまとめられている。さらに、豊富な譜例による楽曲解説で、理解を深めることができる。

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