松井咲子の 毎日がespressivo! #7 撮られるときは、自然体で
元AKB48のメンバーで、当時は珍しかった現役音大生のアイドルとして注目された松井咲子さん。得意のピアノを生かして活動の幅を広げてきた彼女が、ずっと一緒だったピアノを通して見えてくる表情豊かな(espressivo)世界、音楽が与えてくれる❛気づき❜について、語っていきます。
ピアノ教育とジャズ・フュージョンを軸に執筆。ピアノ教本研究家として全国で講演を行なう。著作に「ひとりですいすいひける!はじめてのピアチャレ」1〜3、「練習しない子のた...
よく見せようとする気持ちを捨てる
写真撮影のときは、カメラマンさんの指示そのままに、自然体ですね。よく見せようとキメると固さが出て、いつもの自分じゃないなと感じることが多いです。
この連載のための撮影のときは、本当に普段のそのままの私を切り取っていただいた感覚でした。
ドレスを着てコンサート用の宣材写真を撮るときは、ピアノの前でどんなポーズにしたらいいのか、悩むこともありますね。
自分の思い込みを壊して他の人の意見を取り入れるのも、大事だと思います。カメラマンさんに、「こちら側の耳に髪の毛はかけたくない」と思っていたのに「いや、そっちにかけてみたほうがいいと思う」という提案をいただいて、試したら、確かにそのほうが良かったり。
顔のそばに触角といわれる前髪を細くスッと降ろすスタイルが流行っていたときも、メイクさんに「触角はしまったほうがいい」といわれても「ありえない」と拒んでいたんです。でも大人になってから「なくしたほうが顔が明るく見える」と気づきました。
衣装でも、スタイリストさんが何着か持参してくれた中に、自分では絶対に着ないようなお洋服があって驚くこともあります。でも、これは良い機会と思って、普段は選ばないパンツスタイルとか、凄く短いスカートとか、せっかくなので挑戦しますね。
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