7月の開幕前にショパンコンクールの楽しみ方講座を開講!
大学院でインドのスラムの自立支援プロジェクトを研究。その後、2005年からピアノ専門誌の編集者として国内外でピアニストの取材を行なう。2011年よりフリーランスで活動...
1年の延期ののち、2021年10月に開催が予定されているショパン国際ピアノコンクール。
7月にはワルシャワ現地での予備予選が行なわれる予定です。無事開催できるか心配なところではありますが、演奏日程も発表され、準備が進んでいるようです。
予備予選、本大会とも、もちろんオンライン配信あり!
さて、ショパンコンクールへのカウントダウンが進むなか、来たる6月12日(土)に、わたくし、朝日カルチャーセンター立川校にて、「解説!ショパンコンクール〜2021年大会を100%楽しむヒント」と題した講座で、お話をさせていただきます。
立川はちょっと遠いなという方、このご時世、外出がしにくいなという方は、全国各地からオンライン(zoom)での受講が可能です。当日のご都合が悪くても、1週間アーカイブでご覧いただけます。
内容としては、まず、国際社会とコンクールのかかわりについての基本的なお話(いつもこちらではユルめのコラムを書いている私ですが、少しはカルチャーセンターらしくがんばります)。かつてコンクールというものが、社会や国際政治にとっていかに大きな存在であったか、そしてポーランドの基本的な情報などをご紹介したいと思います。
そしてやはりメインとなるのは、私自身が、2005年、2010年、2015年と、毎回、1次からファイナルまでコンクール会場に入り浸り、取材する中で見聞きしたことに基づくお話。
現場でどんなことが起きているのか、ピアニストたちがどんな想いで舞台に臨んでいるのか、愉快な仲間たち(?)のびっくりハプニングの思い出なども交えつつ、お伝えしたいと思います。
あわせて私もお話ししながら考えたいのが、ショパンの音楽を理解するためには、何を知る必要があるのか、どんな気持ちで音楽と向き合ったらよいのか、ということ。
過去の審査員や入賞者の話、そしてこちらのONTOMOのショパコン連載でも紹介してきた次回審査員の話から、ショパンコンクールが求める演奏、すなわちショパンの真髄に迫る音楽とは何かを考えてみたいと思います。
もちろん芸術の話ですから、一つの答えはありません。
でも、自分が好きだといえるショパン像を心の中に描くことができれば、ショパンコンクールを聴くということが、ますます楽しく興味深いものになるのではないかと思います。
逆にその固定概念や理想を、突然現れた魅力的な若いピアニストにぶち壊されて、喜びの涙を流す瞬間が訪れるかもしれない!
お申し込みの締め切りは、6月10日。みなさまにご参加いただけましたら嬉しいです。
文字では残しにくい取材裏話もしゃべってしまうかもしれません。あまり調子に乗ってしゃべりすぎないように注意します。
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