パイプオルガンを堪能する秋——京都の秋 音楽祭 開会記念コンサート
1997年大阪生まれの編集者/ライター。 夕陽丘高校音楽科ピアノ専攻、京都市立芸術大学音楽学専攻を卒業。在学中にクラシック音楽ジャンルで取材・執筆を開始。現在は企業オ...
「秋といえば、〇〇」——ここにあてはまるのは、食べ物? 旅? アート? 暑さが和らぐ快適な日々は、きっと何をしても楽しい。
とはいえ、やっぱりここは音楽を選びたい。ちょうど京都では「第24回 京都の秋 音楽祭」が開催される。
京都コンサートホールを中心に行なわれる音楽祭、そのオープニングを飾る「開会記念コンサート」が9月20日(日)に開催される。演奏は京都市交響楽団、指揮は高関健。
この公演では、ぜひジョンゲン(1873-1953/ベルギーのオルガニスト、作曲家)の《協奏交響曲》でパイプオルガンの魅力を堪能したい。
京都コンサートホールには、規模の大きなパイプオルガンがある。90のストップ、7155本のパイプを備えている。まさに「ホールに住み着く大きな生き物」のように感じるのは私だけだろうか。
ホールそのものが音を鳴らす……そんなパイプオルガンに、負けじとオーケストラも活躍するこの作品。
おそらく「管弦楽とパイプオルガンがうまくマッチングしている」というようなものではなく、新しいオーケストラの音が聴こえてくる。そんな熱演を期待している。
オルガニストの福本茉莉との協演によって、開会にふさわしく堂々と鳴り響くのが楽しみだ。
もちろん、レスピーギの交響詩《ローマの松》も聴き逃せない。1時間というコンパクトな時間内ではあるが、音楽を紡ぐ多彩なパレットが繰り広げられるだろう。
ジョゼフ・ジョンゲンの故郷のオーケストラ、リエージュ・フィル、パスカル・ロフェ指揮、フランス人オルガニストのオリヴィエ・ラトリによる《協奏交響曲》
日時: 2020年9月20日(日) 13時開演/16時開演
会場: 京都コンサートホール
指揮: 高関 健
オルガン: 福本 茉莉
管弦楽: 京都市交響楽団
曲目:
ジョンゲン/協奏交響曲 op.81
レスピーギ/交響詩「ローマの松」
料金: 各回 2,000円 全席指定
※公演時間は約60分(休憩なし)
※両公演ともに同演目を予定
①館内換気の強化。
②アルコール消毒液の設置。
③客席間、舞台と客席の十分な距離の確保。
④密集を避けるため、段階的な会場入場を実施。
⑤チケットはスタッフによる目視後、持参者が自身で切り取り。プログラムの手渡し配布は実施予定なし。
⑥レストラン、物販の営業自粛。
⑦関係者・スタッフの自宅検温、マスク着用、手指消毒。
⑧飛沫防止のため、スタッフから来場客への声かけはできるだけ行わない。
⑨ 出演者へのプレゼントの受け渡しやサイン会は実施しない。
⑩「京都市新型コロナ あんしん追跡サービス」を実施。
⑪密接な環境を避けるため、終演後は距離を保ちながらのご退場をお願いします。
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