チャップリンが自ら音楽を手がけた名作『街の灯』を新日本フィルの生演奏で楽しむ
新日本フィルハーモニー交響楽団による生演奏が、“喜劇王”チャールズ・チャップリンの映画にシンクロされて鑑賞できるコンサート「生オケ・シネマ」。今回は2021年3月17日(水)にすみだトリフォニーホール大ホールにて、この企画の5周年を記念して、これまでの上演作品から、最高傑作と呼び名の高い『街の灯』をとりあげる。
『街の灯』は、チャップリン演じる浮浪者の男が盲目の花売り娘に一目惚れをしたことから繰り広げられるコミカルな作品。1931年2月にアメリカで公開されると大ヒットを記録し、1934年1月には日本でも公開され、人気作となった。チャップリンが監督・制作・脚本・編集・主演、そして初めて自ら音楽も手がけた作品としても知られている。
映画で使用されている音楽は、作曲者のチャプリンが録音時に立ち会い、自らオーケストラに細かい指示を出したものなので、譜面通りには演奏されていないようだ。それを踏まえて、今回使用する譜面は、当時の演奏者のメモ書きがある譜面をもとに、実際に録音された音を聴いて、途方もない作業によって、フィルムに録音された音を聴いて復元されている。
当時の録音技術では音質が悪くて聴こえなかった音、収録できなかった音も、生オーケストラによって演奏されるので、作曲家としてのチャップリンにも注目したい。
数々の映画音楽を指揮している竹本泰蔵率いる新日本フィルが、もちろん音響機材を使用せずに極上の生音をお届け。すみだトリフォニーホールの日本屈指の音響で聴くことができるほか、大画面スクリーンにはデジタル修復された高画質の映像が映し出され、チャップリンの名作を贅沢に味わうことができる。
日時: 2021年3月17日(水)18:15開演(17:30開場)
会場: すみだトリフォニーホール大ホール
出演: 竹本泰蔵(指揮)、新日本フィルハーモニー交響楽団
曲目: チャップリン《街の灯》
料金: 全席指定。 一般 5,000円、ペア券 8,000円(2枚1組)、高校生以下1,000円。すみだ区割(区在住在勤) 4,000円。すみだ学割1,000円(区在住在学の小・中・高校生)
問い合わせ: トリフォニーホールチケットセンター03-5608-1212
詳しくはこちら
5組10名様をご招待!
2021年3月17日(水)に開催される「新日本フィルの生オケ・シネマ vol.5 チャップリン《街の灯》」に、5組10名様をご招待します。
2月28日(日)23:59までに、以下のフォームより必要事項をご記入の上、ご応募ください。ご記入いただいた個人情報は、プレゼントの発送、今後の企画への参考にのみ使用します。
抽選は編集部で行ない、当選者の発表はメールにてお知らせいたします。
関連する記事
-
ウィーン・フィル×ムーティの「第九」200周年記念公演が映画に!
-
《第九》が年末に演奏される理由とは?《第九》トリビアを紹介!
-
ベルリン・フィル×バレンボイム 60年の友情をデジタル配信でお祝い!
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly