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2022.11.25
来日記者会見に登壇!

レイ・チェンが新たな楽器とともに来日!「今は常にオープンでいて新しいものを学んでいくタイミング」

取材・文
ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

写真:編集部

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ヴァイオリニストのレイ・チェンが来日し、11月30日に開催されるリサイタルに先駆けてオーストラリア大使館で記者会見が行なわれた。

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レイ・チェンは、自身がプロの音楽家を目指すきっかけとなったのは8歳のときに長野オリンピックに招聘されたことだと語り、日本への強い思いや、日本の文化と芸術に触れられる喜びを表した。

レイ・チェン
台湾生まれ、オーストラリアで育ち。15歳のときにカーティス音楽院への入学を許され、アーロン・ロザンドに師事。国際ヤング・コンサート・アーティスツで優勝。
ユーディ・メニューイン国際コンクール(2008年)とエリザベート王妃国際コンクール(2009年)での優勝をきっかけに、注目を浴び始める。ヨーロッパ、アジア、アメリカ、および出身国オーストラリアで、演奏会と録音の両分野に渡ってキャリアを築いている。

© John Mac

日本とのつながりの深さはそれだけでなく、現在の使用楽器であるストラディヴァリウス「ドルフィン」は、日本音楽財団から貸与されている。「ドルフィン」で演奏する初めての来日公演。レイ・チェンはこの楽器のことを「strong character」と表現し、「まるで自分の腕を証明してみて」と問いかけてくるかのようだと語った。

さらに、「このようなパートナーに巡り会えて嬉しい。各楽器には個性があり、パートナーのような存在で、人間関係を築くのと同じように、相手のことだけでなく自分自身のことも発見していくような過程があります。新しいパートナーシップを築くときというのは、新しいものを学んで成長につなげていくときだと思います」と続け、新たな楽器と生み出される音楽に期待が高まる。

パートナーの「ドルフィン」を入れるケースは、楽器ケースブランドのGEWAとコラボしたレイ・チェンさんオリジナルデザイン! バッハの自筆譜が描かれた世界地図です。

質疑応答では、台湾で生まれオーストラリアで育ったことが自身の人格形成に与えた影響についても「オーストラリアは幅広くオープンに考えることを教えてくれました。とても開けた国で、広い空間があるからこそ、頭の中にもスペースができて創造性が生まれます。また、アジア人が少ない環境で育ったことから、自分は何者なのか、なぜここにいるのかなど、幼い頃から自問するようになりました。そして、なぜ? と問いかけることが普通になり、客観性が芽生えたと思います」と明かした。

記者会見でバッハの無伴奏パルティータ第3番より「Preludio」とオーストラリア民謡を自身で編曲した「Waltzing Matilda」を披露してくれました。

11月30日に開催されるソロ・リサイタルでは、前半にはベートーヴェンとストラヴィンスキーというピアノを演奏する作曲家による、ピアノがリードする作品を、後半にはバッハの無伴奏パルティータやサラサーテの《ツィゴイネルワイゼン》をはじめとするヴァイオリンが主導する作品を演奏する。音楽的なテーマや様式の“対比”を楽しめるプログラミングを心がけたそう。「異なる組み合わせを大切にしています。そこから興味深い音が生まれるのです。ある意味、バランスが取れているプログラムだと思います」と意図を語った。

公演情報
レイ・チェン ヴァイオリン・リサイタル 2022

日時: 2022年11月30日(水) 19:00

会場: 東京オペラシティ コンサートホール

出演: レイ・チェン(ヴァイオリン)、フリオ・エリザルデ(ピアノ)

曲目: J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006、サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン、ほか

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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

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