聴き手の通が注目する音楽祭——趣向を凝らしてコア・ファンもうならせる!
熱心なクラシックファンも満足させる演奏者が集結する、「北九州国際音楽祭」「サントリーホールサマーフェスティバル」「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」「Hakuju ギター・フェスタ」に加えて、今年第1回の「那須クラシック音楽祭」。多彩なジャンルや冒険的なプログラムがふんだんに取り入れられた音楽祭たち。新たな音楽に出逢えるかも?
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10月13日(土)〜11月23日(金・祝)
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8月22日(水)~9月1日(土)
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8月18日(土)~9月7日(金)
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9月2日(日)~9月30日(日)
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8月31日(金)~9月2日(日)
2018北九州国際音楽祭
建築・美術・文学への回遊性を創出する多彩なプログラム
[開催期間] 10月13日(土)~11月23日(金・祝)
チック・コリア、ミシェル・ダルベルト、小山実稚恵(以上ピアノ)、諏訪内晶子、庄司紗矢香(以上ヴァイオリン)、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団(指揮:ユーリ・テミルカーノフ)など、多彩な顔ぶれの演奏家が出演する北九州国際音楽祭。
音楽、建築、美術、文学の拠点であるホール、美術館、小倉城庭園などを会場に、多彩なジャンルのプログラムが自由自在に楽しめる。また、バックステージツアーや音楽祭の楽しみ方講座、楽器体験やレッスンなどの体験・参加型のプログラムが充実しているのもチェックポイント。
北九州市には世界文化遺産群の構成資産である官営八幡製鐵所関連施設があり、“100億ドルの夜景”が楽しめる標高622mの皿倉山とともに観光名所となっている。また、本音楽祭のコンセプトイメージにも継承されている「小倉織」は伝統ある市の特産物。コンサートの合間におしゃれな小物を探してみるのもいいだろう。
音楽ホールでのコンサート、国定重要文化財でのサロンコンサート、文学サロンでの「音楽と文学」展など、広い視点から音楽を豊かに「聴いて」「見て」「感じる」音楽祭だ。
N響第1コンサートマスターのMaroこと篠崎史紀(北九州市出身)率いる音楽祭オリジナルオーケストラの公演。ソリストに小山実稚恵を迎え、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」と交響曲第3番「英雄」を、指揮者なしで演奏。
縦横無尽のアンサンブル力でどのように名曲を聴かせるのか。期待は高まる!
[日時]11月23日(金・祝)15:00
[出演者]コンサートマスター:篠崎史紀、ピアノ:小山実稚恵、ヴァイオリン:双紙正哉、ファゴット:長 哲也、他
[会場]響ホール(福岡県北九州市八幡東区平野1-1-1 国際村交流センター)
[問い合わせ先]北九州国際音楽祭事務局 (公財)北九州市芸術文化振興財団 音楽事業課内
Tel.093-663-6567(9:00~18:00*土日祝除く)
http://www.kimfes.com
サントリーホール サマーフェスティバル2018
30年を超える草分け的存在! 未来に残る音楽と出会う
[開催期間]8月22日(水)~9月1日(土)
世界中の音楽シーンの現在(いま)を東京で紹介する現代音楽のフェスティバル。1987年夏に始まり(当初の名称は「サントリー音楽財団サマーフェスティバル」)、サントリーホールの夏の恒例企画として毎年8月の後半に約1週間にわたって開催されている。
フェスティバルでは「ザ・プロデューサーシリーズ」「テーマ作曲家」「芥川作曲賞選考演奏会」の3つを柱に、同時代の作品を紹介。今年はマルチな才能をもつ野平一郎とイェルク・ヴィトマンの作品を、演奏や指揮、トークを通して堪能する。
会期中は、サントリーホールのチケット1枚(半券)でアークヒルズ(アーク森ビル、アークタワーズウェスト、アークヒルズサウスタワー、仙石山森タワー)内にある複数の「サントリーホールチケット優待サービス加盟店舗」でおトクな優待が受けられるのも嬉しい。コンサートの前後は、サントリーホール特別メニューや割引サービスでアークヒルズでのひとときを楽しみたい。
暑い夏に現代音楽をたっぷりと聴けるコンテンポラリーファン必聴のスペシャルイベント。さらに熱くなるか、それとも涼しくなるか。それはあなた次第だ!
プロデューサーの野平一郎らしい濃厚なフランス現代作品が聴けるコンサート。サントリーホールでの日本初演以来、25年ぶりの再演となるブーレーズ:「プリ・スロン・プリ」の、フランス語に寄り添うように奏でられる旋律の美しさは必聴。
[日時]9月1日(土)18:00
[出演者]指揮:ピエール=アンドレ・ヴァラド ソプラノ:浜田理恵 管弦楽:東京交響楽団
[会場]サントリーホール(東京都港区赤坂1-13-1)
[問い合わせ先]サントリーホールチケットセンター Tel.0570-55-0017
http://www.suntory.jp/HALL/
セイジ・オザワ 松本フェスティバル
小澤征爾総監督のもと、松本から世界へ音楽を発信!
[開催期間]8月18日(土)~9月7日(金)
世界中から優れた音楽家たちが結集する「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」(OMF)は、恩師である齋藤秀雄の名を冠して1992年に「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」として小澤征爾が創立(2015年に現在の名称に改称)。国内外の注目を集める音楽祭として定着し27年目を迎える。
偉大な教育者であった齋藤秀雄氏の門下生が一堂に会するサイトウ・キネン・オーケストラを中心に、オペラやコンサートなど、このフェスティバルならではの多彩な演目が披露されることでも有名。小澤征爾音楽塾による教育プログラムも特徴のひとつで、若い音楽家の教育と共に、小中学生たちが生の音楽に触れる貴重な機会となっている。
松本市は、北アルプスの玄関口として多くの登山客・観光客でにぎわう風光明媚な街。蕎麦や新鮮な野菜・果物など、豊かな自然の恵みを受けた美食が味わえる飲食店も軒を連ね、ゆったりできる温泉宿も多い。上高地や美ヶ原高原、安曇野といった観光名所にも足を伸ばせる距離。フェスティバルと松本観光を共に味わえるOMFに要注目!
「トゥーランドット」「蝶々夫人」でおなじみのプッチーニが遺した唯一の喜劇。イタリアを舞台に、遺産相続と恋人たちの行く末をめぐる抱腹絶倒の舞台は、家族で楽しむのに最適。
[日時]9月1日(土)14:00
[出演者] ロベルト・ディ・カンディア、アナ・クリスティ ほか
演奏:小澤征爾音楽塾オーケストラ 指揮:デリック・イノウエ 演出:デイヴィッド・ニース
[会場]まつもと市民芸術館・主ホール(長野県松本市深志3-10-1)
[問い合わせ先]セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会 Tel.0263-39-0001
http://www.ozawa-festival.com/
第1回那須クラシック音楽祭
那須地域全域が会場! リゾートも音楽も堪能できる
[開催期間]9月2日(日)~9月30日(日)
豊かな自然と温泉が楽しめる有数のリゾート地、那須高原で上質なクラシック音楽が気軽に楽しめる音楽祭「第1回那須クラシック音楽祭」が9月に誕生する。音楽総合プロデューサーはヴァイオリン奏者の矢野晴子氏、音楽ディレクターはホルン奏者の福川伸陽とチェロ奏者の玉川克。那須で活躍する音楽家と地域とが一体となり、1か月にわたって那須の街を音楽に染める。
音楽ホールはもちろん、美術館やホテル、ビール園など、那須地域全域を会場に、ソロやアンサンブル、室内オーケストラのコンサート、若い才能を発掘する「第1回那須ジュニアクラシック音楽コンクール」など、多彩なプログラムが組まれているのが魅力的。那須ならではの会場で、ここにしかない音楽がゆったり楽しめる音楽祭だ。
都心からのアクセスも良く、豊かな自然と食が楽しめる那須のあちらこちらで、誰もがよく知る名曲から現代曲まで、上質な音楽が流れる9月には、ぜひゆっくり那須を訪れてみたい。
この音楽祭のためだけに日本のオーケストラの首席奏者たちが集結。息の合ったブラスアンサンブルを聴かせる。
[日時] 9月17日(月・祝)16:00
[出演者]東京ブラスソロイスツ
[会場]森のビール園(栃木県那須郡那須町高久甲4453-49)
[問い合わせ先]那須クラシック音楽祭実行委員会 Tel.0287-76-7268
第13回 Hakuju ギター・フェスタ 2018 イタリア 2 ~Musica Italiana!
最高の音響でギターの魅力を味わい尽くす!
[開催期間]8月31日(金)~9月2日(日)
日本を代表するトップギタリスト、荘村清志と福田進一の初共演の場となったHakuju Hall。公演後、2人が“ギターにとって最高の音響を備えたHakuju Hallでギタリストが集うイベントができないか?”と話したのが「ギター・フェスタ」誕生のきっかけだ。それから毎年テーマを決め、荘村、福田両氏が交互にプロデュースする形で続けられ、今年で13回目を迎える。
3日間4公演の本フェスタは、ギターのための委嘱新作の初演、海外からのギタリストの招聘、若手注目株のギタリストの紹介、ギターの展示やグッズの販売など、ギターファン必聴・必見のプログラムが満載。クラシック以外にも幅広いジャンルのギター音楽を取り上げるので誰もが楽しめ、今や全国からギターファンが集まるイベントへと成長した。
「奥渋谷」として話題のホール周辺は、おしゃれな店舗や美味しいレストランの集まるエリア。本公演のチケット持参で、割引などのサービスが受けられるお店もある(公演当日限り)。近隣のレストランを紹介した「グルメマップ」(ホールにて配布)を参考に奥渋谷を散策したい。
「グルメマップ」はこちらからもhttps://www.hakujuhall.jp/access/pdf/gourmet.pdf
フェスタ最終日を飾る「フィナーレ」。前半は荘村清志のソロ、後半は福田進一、初来日のギター・デュオ「クピンスキー・デュオ」も加わり、国境を超えた名ギタリストたちの競演が繰り広げられる。
[日時]9月2日(日)15:00
[出演者]荘村清志、福田進一、クピンスキー・デュオ
[会場]Hakuju Hall(東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5)
[問い合わせ先]Hakuju Hallチケットセンター Tel.03-5478-8700 https://www.hakujuhall.jp/
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