イベント
2018.06.18
特集:旅して楽しむ夏の音楽祭

聴き手の通が注目する音楽祭——趣向を凝らしてコア・ファンもうならせる!

熱心なクラシックファンも満足させる演奏者が集結する、「北九州国際音楽祭」「サントリーホールサマーフェスティバル」「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」「Hakuju ギター・フェスタ」に加えて、今年第1回の「那須クラシック音楽祭」。多彩なジャンルや冒険的なプログラムがふんだんに取り入れられた音楽祭たち。新たな音楽に出逢えるかも?

文:芹澤一美
上写真:セイジ・オザワ 松本フェスティバル ©大窪道治

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聴き手の通が注目する音楽祭

2018北九州国際音楽祭

建築・美術・文学への回遊性を創出する多彩なプログラム

[開催期間] 10月13日(土)~11月23日(金・祝)

チック・コリア、ミシェル・ダルベルト、小山実稚恵(以上ピアノ)、諏訪内晶子、庄司紗矢香(以上ヴァイオリン)、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団(指揮:ユーリ・テミルカーノフ)など、多彩な顔ぶれの演奏家が出演する北九州国際音楽祭。

音楽、建築、美術、文学の拠点であるホール、美術館、小倉城庭園などを会場に、多彩なジャンルのプログラムが自由自在に楽しめる。また、バックステージツアーや音楽祭の楽しみ方講座、楽器体験やレッスンなどの体験・参加型のプログラムが充実しているのもチェックポイント。

北九州市には世界文化遺産群の構成資産である官営八幡製鐵所関連施設があり、“100億ドルの夜景”が楽しめる標高622mの皿倉山とともに観光名所となっている。また、本音楽祭のコンセプトイメージにも継承されている「小倉織」は伝統ある市の特産物。コンサートの合間におしゃれな小物を探してみるのもいいだろう。

音楽ホールでのコンサート、国定重要文化財でのサロンコンサート、文学サロンでの「音楽と文学」展など、広い視点から音楽を豊かに「聴いて」「見て」「感じる」音楽祭だ。

イチオシ公演情報
マイスター・アールト × ライジングスター オーケストラ

N響第1コンサートマスターのMaroこと篠崎史紀(北九州市出身)率いる音楽祭オリジナルオーケストラの公演。ソリストに小山実稚恵を迎え、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」と交響曲第3番「英雄」を、指揮者なしで演奏。

縦横無尽のアンサンブル力でどのように名曲を聴かせるのか。期待は高まる!


[日時]
11月23日(金・祝)15:00

[出演者]コンサートマスター:篠崎史紀、ピアノ:小山実稚恵、ヴァイオリン:双紙正哉、ファゴット:長 哲也、他

[会場]響ホール(福岡県北九州市八幡東区平野1-1-1 国際村交流センター)

[問い合わせ先]北九州国際音楽祭事務局 (公財)北九州市芸術文化振興財団 音楽事業課内
Tel.093-663-6567(9:00~18:00*土日祝除く)
http://www.kimfes.com

指揮者なしで演奏する、同音楽祭オリジナルのMaroオーケストラ ※写真はイメージ
Maroこと、NHK交響楽団第1コンサートマスターの篠崎史紀。北九州市の出身メンバーは他にも数名が参加 ©三浦興一
今年は響ホール開館25周年を記念して、ソリストに小山実稚恵を迎え、ベートーヴェンのピアノ協奏曲《皇帝》と《英雄》を指揮者なしで演奏 ©Wataru Nishida
響ホール外観
北九州市立響ホールの外観 ©吉井秀喜
北九州市立響ホール。今年は開館25周年、クラシック音楽中心。他分野の地域の拠点となっている施設を活用して、相乗効果を狙っている。建築は西日本工業倶楽部(国定重要文化財)、美術は北九州市立美術館、文学は北九州文学サロン
世界遺産 官営八幡製鐵所旧本事務所
世界遺産 官営八幡製鐵所旧本事務所
標高622mの皿倉山から見渡せる“100億ドルの夜景”
北九州市立美術館(設計者:磯崎新)
北九州市立美術館(設計者:磯崎新)
西日本工業倶楽部(国定文化財)
西日本工業倶楽部(国定文化財)
2018 北九州国際音楽祭のポスター。伝統ある特産の「小倉織」が新しい時代のものとして誕生した「小倉 縞縞」のデザインが採用されている

サントリーホール サマーフェスティバル2018

30年を超える草分け的存在! 未来に残る音楽と出会う

[開催期間]8月22日(水)~9月1日(土)

世界中の音楽シーンの現在(いま)を東京で紹介する現代音楽のフェスティバル。1987年夏に始まり(当初の名称は「サントリー音楽財団サマーフェスティバル」)、サントリーホールの夏の恒例企画として毎年8月の後半に約1週間にわたって開催されている。

フェスティバルでは「ザ・プロデューサーシリーズ」「テーマ作曲家」「芥川作曲賞選考演奏会」の3つを柱に、同時代の作品を紹介。今年はマルチな才能をもつ野平一郎とイェルク・ヴィトマンの作品を、演奏や指揮、トークを通して堪能する。

会期中は、サントリーホールのチケット1枚(半券)でアークヒルズ(アーク森ビル、アークタワーズウェスト、アークヒルズサウスタワー、仙石山森タワー)内にある複数の「サントリーホールチケット優待サービス加盟店舗」でおトクな優待が受けられるのも嬉しい。コンサートの前後は、サントリーホール特別メニューや割引サービスでアークヒルズでのひとときを楽しみたい。

暑い夏に現代音楽をたっぷりと聴けるコンテンポラリーファン必聴のスペシャルイベント。さらに熱くなるか、それとも涼しくなるか。それはあなた次第だ!

イチオシ公演情報
《フランス音楽回顧展II》現代フランス音楽の出発点~音響の悦楽と孤高の論理

プロデューサーの野平一郎らしい濃厚なフランス現代作品が聴けるコンサート。サントリーホールでの日本初演以来、25年ぶりの再演となるブーレーズ:「プリ・スロン・プリ」の、フランス語に寄り添うように奏でられる旋律の美しさは必聴。

 

[日時]9月1日(土)18:00
[出演者]指揮:ピエール=アンドレ・ヴァラド ソプラノ:浜田理恵 管弦楽:東京交響楽団
[会場]サントリーホール(東京都港区赤坂1-13-1)
[問い合わせ先]サントリーホールチケットセンター Tel.0570-55-0017
http://www.suntory.jp/HALL/

今年のプロデューサーを務める野平一郎。濃厚なフランス現代作品をプログラムしている ©N.AIDA
今回はドイツのイェルク・ヴィトマンが「テーマ作曲家」。室内楽や管弦楽の作品を自身の指揮やクラリネットで披露 ©Marco Borggreve
ピエール・ブーレーズ(1925~2016)。計1時間ほどの演奏時間を要する作品《プリ・スロン・プリ》(pli selon pli ひと襞(ひだ)ひと襞 )は、マラルメの詩から着想した難曲 © Universal Edition / Eric Marinitsch
8月27日《フランス音楽回顧展Ⅰ》ではフィリップ・マヌリ作曲『時間、使用法』を日本初演 ©PhilippeStirnweiss
ラファエル・センド作曲の『フュリア』を、8月27日《フランス音楽回顧展Ⅰ》で日本初演
松平敬
世界初演となる野平一郎のオペラ《亡命》に出演するバリトン 松平敬 ©石塚潤一
幸田浩子
世界初演となる野平一郎のオペラ《亡命》に出演するソプラノ 幸田浩子
9月1日の《フランス音楽回顧展Ⅱ》で、ブーレーズ作曲の『プリ・スロン・プリ』を指揮するピエール=アンドレ・ヴァラド ©Claude Dufêtre
ソプラノ浜田理恵
9月1日の《フランス音楽回顧展Ⅱ》で、ブーレーズ作曲の『プリ・スロン・プリ』に出演するソプラノの浜田理恵

セイジ・オザワ 松本フェスティバル

小澤征爾総監督のもと、松本から世界へ音楽を発信!

[開催期間]8月18日(土)~9月7日(金)

世界中から優れた音楽家たちが結集する「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」(OMF)は、恩師である齋藤秀雄の名を冠して1992年に「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」として小澤征爾が創立(2015年に現在の名称に改称)。国内外の注目を集める音楽祭として定着し27年目を迎える。

偉大な教育者であった齋藤秀雄氏の門下生が一堂に会するサイトウ・キネン・オーケストラを中心に、オペラやコンサートなど、このフェスティバルならではの多彩な演目が披露されることでも有名。小澤征爾音楽塾による教育プログラムも特徴のひとつで、若い音楽家の教育と共に、小中学生たちが生の音楽に触れる貴重な機会となっている。

松本市は、北アルプスの玄関口として多くの登山客・観光客でにぎわう風光明媚な街。蕎麦や新鮮な野菜・果物など、豊かな自然の恵みを受けた美食が味わえる飲食店も軒を連ね、ゆったりできる温泉宿も多い。上高地や美ヶ原高原、安曇野といった観光名所にも足を伸ばせる距離。フェスティバルと松本観光を共に味わえるOMFに要注目!

イチオシ公演情報
小澤征爾音楽塾オーケストラによるOMFオペラ「プッチーニ:ジャンニ・スキッキ」

「トゥーランドット」「蝶々夫人」でおなじみのプッチーニが遺した唯一の喜劇。イタリアを舞台に、遺産相続と恋人たちの行く末をめぐる抱腹絶倒の舞台は、家族で楽しむのに最適。

 

[日時]9月1日(土)14:00
[出演者] ロベルト・ディ・カンディア、アナ・クリスティ ほか

演奏:小澤征爾音楽塾オーケストラ 指揮:デリック・イノウエ 演出:デイヴィッド・ニース
[会場]まつもと市民芸術館・主ホール(長野県松本市深志3-10-1)
[問い合わせ先]セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会 Tel.0263-39-0001
http://www.ozawa-festival.com/

小澤征爾
小澤征爾総監督の熱い思いにこたえて、世界的音楽家たちが松本に結集する ©山田毅
オープンイベントとして、吹奏楽パレード・合同演奏会が市街地や松本城公園、国宝松本城本丸庭園で行なわれる ©大窪道治
サイトウ・キネン・オーケストラ。偉大な教育者であった故齋藤秀雄教授の没後10年にあたる1984年9月、弟子である指揮者の小澤征爾と秋山和慶の呼びかけにより始まった ©山田毅
プッチーニの喜歌劇「ジャンニ・スキッキ」。演奏:小澤征爾音楽塾オーケストラ、指揮:デリック・イノウエ、演出:デイヴィッド・ニース ©大窪道治
プッチーニの喜歌劇「ジャンニ・スキッキ」。演奏:小澤征爾音楽塾オーケストラ、指揮:デリック・イノウエ、演出:デイヴィッド・ニース ©大窪道治
フェスティバルに由縁の深い、名ヴァイオリニストのロバート・マン氏を偲んだメモリアルコンサートを、室内楽の「ふれあいコンサートI」で開催。若い音楽家の教育にも熱心であったマン氏が、創立時より情熱を注いだ「小澤征爾スイス国際アカデミー」を迎え、弦楽四重奏と弦楽合奏によるコンサートを行なう ©Nicolas LIEBER
今年、2つのオーケストラ コンサートで指揮を務めるディエゴ・マテウス。7年前のフェスティバルで、サイトウ・キネン・オーケストラとチャイコフスキーの交響曲第4番を見事に奏でたマテウスは、今年、満を持して交響曲第5番を振る。エル・システマ出身の若き気鋭と、世界一流の演奏者が集うサイトウ・キネン・オーケストラの共演も要注目だ
子どもの音楽教育にも熱心な小澤征爾総監督が、地元の小中学生を無料で招待する「子どものためのオペラ」と「子どものための音楽会」は、フェスティバル当初から続けられてきた教育プログラム
OMF室内楽勉強会~金管アンサンブル~発表会
オーディションで選抜された10名の若手金管奏者が、サイトウ・キネン・オーケストラメンバーの指導のもと、合宿を通じて学んだ室内楽アンサンブルの成果を発表する「OMF室内楽勉強会~金管アンサンブル~発表会」。毎年、フェスティバルの開幕を華やかに飾る
北アルプスや美ヶ原高原に囲まれた街、長野県松本市で、1992年より毎年夏に開催。会場はキッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)、まつもと市民芸術館、ザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化ホール)

第1回那須クラシック音楽祭

那須地域全域が会場! リゾートも音楽も堪能できる

[開催期間]9月2日(日)~9月30日(日)

豊かな自然と温泉が楽しめる有数のリゾート地、那須高原で上質なクラシック音楽が気軽に楽しめる音楽祭「第1回那須クラシック音楽祭」が9月に誕生する。音楽総合プロデューサーはヴァイオリン奏者の矢野晴子氏、音楽ディレクターはホルン奏者の福川伸陽とチェロ奏者の玉川克。那須で活躍する音楽家と地域とが一体となり、1か月にわたって那須の街を音楽に染める。

音楽ホールはもちろん、美術館やホテル、ビール園など、那須地域全域を会場に、ソロやアンサンブル、室内オーケストラのコンサート、若い才能を発掘する「第1回那須ジュニアクラシック音楽コンクール」など、多彩なプログラムが組まれているのが魅力的。那須ならではの会場で、ここにしかない音楽がゆったり楽しめる音楽祭だ。

都心からのアクセスも良く、豊かな自然と食が楽しめる那須のあちらこちらで、誰もがよく知る名曲から現代曲まで、上質な音楽が流れる9月には、ぜひゆっくり那須を訪れてみたい。

イチオシ公演情報
東京ブラスソロイスツコンサート

この音楽祭のためだけに日本のオーケストラの首席奏者たちが集結。息の合ったブラスアンサンブルを聴かせる。

 

[日時] 9月17日(月・祝)16:00
[出演者]東京ブラスソロイスツ
[会場]森のビール園(栃木県那須郡那須町高久甲4453-49)

 

[問い合わせ先]那須クラシック音楽祭実行委員会 Tel.0287-76-7268

http://ncmf.site

メイン会場の弦楽亭。7メートルの吹き抜け天井に合掌造りの木組み。スタインウェイ B211(1971年ハンブルグ製)を常備
開放感あふれる森のビール園も会場に。全700席の大型レストランを備え、敷地内にあるビール工場の出来立て生ビールを堪能できる
那須ステンドグラス美術館の敷地内にあるセント・ミッシェル教会。
那須ステンドグラス美術館の敷地内にあるセント・ラファエル礼拝堂も会場。壁一面のステンドグラスが美しい。1922年製作のアンティークパイプオルガンを備える
音楽総合プロデューサーはヴァイオリニストの矢野晴子。那須の音楽ホール弦楽亭のオーナーでもある
ホルン奏者の福川伸陽(音楽ディレクター)。NHK交響楽団首席奏者
チェリストの玉川克(音楽ディレクター)。客演奏者として主要オーケストラから招聘

第13回 Hakuju ギター・フェスタ 2018 イタリア 2 ~Musica Italiana!

最高の音響でギターの魅力を味わい尽くす!

[開催期間]8月31日(金)~9月2日(日)

日本を代表するトップギタリスト、荘村清志と福田進一の初共演の場となったHakuju Hall。公演後、2人が“ギターにとって最高の音響を備えたHakuju Hallでギタリストが集うイベントができないか?”と話したのが「ギター・フェスタ」誕生のきっかけだ。それから毎年テーマを決め、荘村、福田両氏が交互にプロデュースする形で続けられ、今年で13回目を迎える。

3日間4公演の本フェスタは、ギターのための委嘱新作の初演、海外からのギタリストの招聘、若手注目株のギタリストの紹介、ギターの展示やグッズの販売など、ギターファン必聴・必見のプログラムが満載。クラシック以外にも幅広いジャンルのギター音楽を取り上げるので誰もが楽しめ、今や全国からギターファンが集まるイベントへと成長した。

「奥渋谷」として話題のホール周辺は、おしゃれな店舗や美味しいレストランの集まるエリア。本公演のチケット持参で、割引などのサービスが受けられるお店もある(公演当日限り)。近隣のレストランを紹介した「グルメマップ」(ホールにて配布)を参考に奥渋谷を散策したい。

「グルメマップ」はこちらからもhttps://www.hakujuhall.jp/access/pdf/gourmet.pdf

イチオシ公演情報
「フィナーレ」

フェスタ最終日を飾る「フィナーレ」。前半は荘村清志のソロ、後半は福田進一、初来日のギター・デュオ「クピンスキー・デュオ」も加わり、国境を超えた名ギタリストたちの競演が繰り広げられる。

 

[日時]9月2日(日)15:00
[出演者]荘村清志、福田進一、クピンスキー・デュオ
[会場]Hakuju Hall(東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5)
[問い合わせ先]Hakuju Hallチケットセンター Tel.03-5478-8700 https://www.hakujuhall.jp/

ギター・フェスタ 2017「フィナーレ」 ©三好英輔
ギター・フェスタ 2017「フィナーレ」 ©三好英輔
日本のギター界をリードする荘村清志
日本のギター界をリードする荘村清志は、最終日前半にソロで、テデスコとレゴンディの代表作を披露。後半は福田進一、クピンスキー・デュオと競演 ©公文健太郎
ギタリスト福田進一
同じく日本を代表するギタリスト福田進一。ソロ公演ではピアニストで作曲家の加藤昌則の新作を世界初演する ©Takanori Ishii
初来日のクピンスキー・デュオ(ギター・デュオ)。エヴァ・ヤチンスカ(左)とダリウス・クピンスキー
Hakuju Hall ©Albert Abut 写真 Nacása & Partners Inc
9月1日にはメゾ・ソプラノの波多野睦美が「優美な歌曲の夜」と題して出演 ©Toshiyuki Kohno
ロン=ティボー国際コンクールで日本人として初優勝して以来、日本を代表するヴァイオリニストとして活躍する小林美恵は、8月31日に荘村清志と共演 ©Akira Muto
9月1日の「旬のギタリストを聴く」では、徳永真一郎が登場 ©湯浅亨
作曲家・ピアニストの加藤昌則が、委嘱新作となるギター・ソロ曲を提供、福田進一が世界初演する ©北山宏一
第13回 Hakuju ギター・フェスタ 2018は、第4回以来、9年を経て再びイタリアがテーマ!

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