加藤和樹「ミュージカルでは歌を芝居に」〜新作舞台ではジョン・レノンを演じる
注目の舞台人が、ミュージカルの魅力を語る連載「WE LOVE MUSICAL!」。
第5回は、俳優・声優・アーティストとして活躍する加藤和樹さんが登場。本格的にミュージカルをやりたいと思ったきっかけとなった山崎育三郎さんとの出会いや、舞台『BACKBEAT』で演じるジョン・レノンへの想い、いつか出演したい作品などについてうかがいました。
大学卒業後、フランス留学を経て、『ELLE JAPAN(エル・ジャパン)』編集部に入社。 映画をメインに、カルチャー記事担当デスクとして勤務した後、2020年フリーに...
加藤さんが出演する『BACKBEAT』は、世界的なロックバンド、ビートルズの創成期を描いた青春ストーリー。ビートルズのメジャーデビュー前にバンドを去ったスチュアート・サトクリフ(戸塚祥太)と、彼の大学時代の親友・ジョン・レノン(加藤和樹)に焦点を当て、ジョージ・ハリスン、ポール・マッカートニー、ピート・ベストらとともに伝説のバンドになる姿を描く。4月23日から、江戸川区総合文化センター大ホールで開幕。
山崎育三郎さんとの出会いがきっかけに
——まず、加藤さんがミュージカルをやろう思ったきっかけを教えてください。
加藤 そもそも僕をミュージカルに誘ってくれたのは、山崎育三郎くんとの出会いなんです。ミュージカル『テニスの王子様』(2005年)で俳優デビューして、初めて同世代のミュージカル俳優と共演したのが『コーヒープリンス一号店』(2012年)でした。そこで出会った育三郎くんの歌の表現や芝居との向き合い方に、すごく感銘を受けたんです。
もう一度彼と共演したくてオーディションを受けたのが、翌年の『ロミオとジュリエット』(2013年)。この舞台には山崎くんは出ていなかったのですが(笑)、(演出家の)小池修一郎さんと出会いました。それまでも歌っていたので、自分が歌えないとは正直思っていなかったんですが、ミュージカルの発声法がまったくできなかったんですよね。稽古場で小池先生から厳しい言葉をたくさんもらうことで自分に火が付き、ミュージカルをやっていきたいと思いました。
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