五嶋みどりのミュージック・シェアリング、若手演奏家とのコンサートをオンライン配信
「NPO法人ミュージック・シェアリング」は、ヴァイオリニストの五嶋みどりが、1992年より「みどり教育財団東京オフィス」として開始、2002年に今の形となり、文化・芸術の振興と子どもの健全育成を目的として活動を続けている。
学校の児童や高齢者の元に五嶋がみずから訪問演奏、楽器指導を行なうなどの活動を通じて、本物の音楽、音楽家がもっと身近なものになるようにし、豊かな人間性をめざす環境作りの手助けを目指す。
活動のひとつに「ICEP(International Community Engagement Program)」というプログラムがあり、これは五嶋みどりが若手演奏家と弦楽四重奏を組んでアジアの国々を訪問、西洋クラシック音楽に接する機会の少ない人々に音楽を届けるもの。アジアでの訪問ツアーの翌年には、東京と大阪で活動報告コンサートを行なうのが恒例となっていた。
2020年の活動はコロナ禍の影響で中止となっていたが、今年報告コンサートを6月26日(土)〜7月18日(日)までオンライン配信する。
メンバーは五嶋と、これまでのICEPに賛同・参加した3人の演奏家たち。
ハイドンとボロディンの弦楽四重奏のほか、これまでの活動内容をまとめた紹介映像も同時に配信される。
演奏を楽しむのはもちろん、音楽は社会に何ができるのかを、今一度考える機会となりそうだ。
配信期間: 2021年6月26日(土)〜7月18日(日)
プログラム:
ハイドン: 弦楽四重奏曲第59番 ト短調 《騎手》
ボロディン: 弦楽四重奏曲第2番 ニ長調
活動報告: これまでの活動映像の紹介
出演: 五嶋みどり(ヴァイオリン)、フランシスコ・フラナ(ヴァイオリン)、エリカ・グレイ(ヴィオラ)、アラン・トダ-アンバラス(チェロ)
チケット料金: 3,000円 (※動画再生希望時にクレジットカード等で購入)
視聴方法: ミュージック・シェアリングのWebサイトから視聴
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