プレイリスト
2020.03.17
おやすみベートーヴェン 第93夜【天才ピアニスト時代】

「ピアノ・ソナタ第20番 卜長調」——第2楽章はウィーンで大流行していたメヌエット!

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

1792年、22歳のベートーヴェンは故郷ボンを離れ、音楽の中心地ウィーンに進出します。【天才ピアニスト時代】では、ピアニストとして活躍したウィーン初期に作曲された作品を紹介します。

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ

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第2楽章はウィーンで大流行していたメヌエット! 「ピアノ・ソナタ第20番 卜長調」

また面白いのが、Op49-2のメヌエットは、「七重奏曲」(Op20)第3楽章のメヌエットと調は違いますが、同じ主題で書かれています。「七重奏曲」のメヌエットは当時大流行し、ベートーヴェン自身もお気に入りの主題でした。

――小山実稚恵、平野昭著『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』(音楽之友社)41ページより

昨日紹介した「ピアノ・ソナタ第19番」と同様、実弟カールによって出版の話が進められた作品です。詳しくは、週刊「ベートーヴェンと〇〇」vol.10 ベートーヴェンと分けられた(?)ソナタでも紹介しています。

ベートーヴェン本人は出版に乗り気ではなかったようですが、渋々了解した理由のひとつが、第2楽章のテーマがすでに大流行していたことだそう。「ウィーンの誰もが知る曲」と言っていいほどだったという「七重奏曲」(Op20)第3楽章と聴き比べてみましょう。

作品紹介

「ピアノ・ソナタ第2o番 卜長調」Op49-2

作曲年代:1796年2月、1797年〜1798年初頭(ベートーヴェン26歳、27〜28歳)

出版:1805年1月美術工芸社

小山実稚恵、平野昭著 『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』(音楽之友社)
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