まちだ・たつき 町田 樹
1990年、神奈川県川崎市生まれ。3歳からフィギュアスケートを始め、2006年、全日本ジュニア選手権で優勝。2012/13年シーズンのグランプリシリーズ・中国大会で初優勝を飾る。2013/14年シーズンは全日本フィギュアスケート選手権で準優勝、ソチ五輪に出場し、団体戦と個人戦でともに5位入賞を果たす。翌月に開催された世界選手権では銀メダルを獲得した。同年12月に競技者を引退。早稲田大学大学院において研究に励むと共に、自ら振り付けた作品をアイスショーなどで発表し、2018年10月に実演家を引退。現在も研究生活の傍ら、振付家としても活動している。
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士課程修了後、現在は國學院大學人間開発学部にて助教を務める。博士(スポーツ科学)。主著に『アーティスティックスポーツ研究序説――フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』(白水社、2020年)、『若きアスリートへの手紙――〈競技する身体〉の哲学』(山と溪谷社、2022年)、監修を務めた『さあ、氷上芸術の世界へ――フィギュアスケートと音楽』(音楽之友社)、作品映像集に『氷上の舞踊芸術――町田樹振付自演フィギュアスケート作品Prince IceWorld映像集2013-2018』(新書館、2021年)、などがある。J SPORTSのスポーツ教養番組「町田樹のスポーツアカデミア」では企画・構成から司会進行まで務めている。2022年3月放送「アーティストとアスリートの身体・精神論 音楽家 反田恭平」で第12回衛星放送協会オリジナル番組アワード 番組部門 文化・教養最優秀賞。また優れた文業に対して贈られる第16回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」、2022年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞などを受賞。
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