フルート奏者で龍角散社長の藤井隆太が語る演奏家の「健康経営」
2022.03.17
生まれ変わる街の景色を眺めながら、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を聴く
1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...
近頃はあまり、「野良猫」を見なくなりました。「どら猫」なんて言葉も聞かなくなりましたね。辞書の定義によれば、「ふてぶてしくて、よそのものを盗み食いなどする猫」のことなんだそうです、どら猫。
最近では外にいる猫たちも、「地域猫」などと呼ばれていて、地域の誰かがお世話をして、数が増えすぎたり悪さをしないように管理しているようですね。写真はわが家の周辺でよく見かける猫たちです。たまにうちの玄関でくつろいでいることもあります。
それにしても猫という動物は、動きはしなやかだし、無駄に大きな音を立てたりしないし(盛りのついているときはちょっと別)、なんというかとても音楽的な動物だなと思います。
音楽家たちが猫に魅せられて曲を書いてしまうのもわかります。猫を題材にした曲はいくつかありますが、今日はそんな中から、フランスの作曲家マルク・ベルトミュー(1906~1991)のフルート四重奏曲を。「ペルシャン・ブルー」と「ピューマ」です。
写真の猫たちの、何かを考えてそうで考えてなさそうな、優雅で気楽な雰囲気とも合っているように思います。