読みもの
2020.04.23
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」File.5

猫は音楽的な動物? フランスの作曲家ベルトミューのフルート四重奏曲

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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近頃はあまり、「野良猫」を見なくなりました。「どら猫」なんて言葉も聞かなくなりましたね。辞書の定義によれば、「ふてぶてしくて、よそのものを盗み食いなどする猫」のことなんだそうです、どら猫。

最近では外にいる猫たちも、「地域猫」などと呼ばれていて、地域の誰かがお世話をして、数が増えすぎたり悪さをしないように管理しているようですね。写真はわが家の周辺でよく見かける猫たちです。たまにうちの玄関でくつろいでいることもあります。

それにしても猫という動物は、動きはしなやかだし、無駄に大きな音を立てたりしないし(盛りのついているときはちょっと別)、なんというかとても音楽的な動物だなと思います。

音楽家たちが猫に魅せられて曲を書いてしまうのもわかります。猫を題材にした曲はいくつかありますが、今日はそんな中から、フランスの作曲家マルク・ベルトミュー19061991)のフルート四重奏曲を。「ペルシャン・ブルー」「ピューマ」です。

写真の猫たちの、何かを考えてそうで考えてなさそうな、優雅で気楽な雰囲気とも合っているように思います。

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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