ピアニスト4人に超絶技巧について質問! 一番難しかった曲は? 練習の秘訣は?
2020.06.27
136年前の今日、ドビュッシーのカンタータ《放蕩息子》初演!
1869年4月3日、コペンハーゲンのカシノホールでグリーグの「ピアノ協奏曲 イ短調」が初演されました。グリーグは26歳でした。
独奏ピアノは、当時コペンハーゲンで音楽教師をしていたベルリン帰りのピアニスト、エドムント・ノイベルトが弾き、大成功を収めました。
ノイベルト曰く、初演では第1楽章のカデンツァのあとにすでに拍手喝采だったそう。翌年、かのフランツ・リストも絶賛したという傑作です。
(グリーグは)67年にベルゲン出身のソプラノで、従兄弟に当たるニーナ・バーゲルップと結婚、翌68年には女児アレクサンドラが生まれたが、69年4月に満1歳の短い生命を閉じる。グリーグにとってイ短調協奏曲は最も幸せな時期の作品で、率直で純粋な喜びに満ちている。
『作曲家別名曲解説ライブラリー グリーグ』(音楽之友社)47ページより
幸せな時期を過ごしていたグリーグが作曲し、しかも初演が熱狂的な成功を収めたこの作品を聴いて、エネルギーと喜びを感じましょう。