イベント
2023.02.15
宿泊できる「貴賓席」ってどんな席?

パリ・オペラ座のVIP席に37ユーロで泊まれるチャンス! 「怪人」が住む地底湖のツアーも

ONTOMO編集部
ONTOMO編集部

東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

©Blue Max Media

この記事をシェアする
Twiter
Facebook

世界最大級の旅行コミュニティプラットフォームのAirbnb(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下:Airbnb、日本語名:エアビーアンドビー)は1泊限定で、フランスのパリ・オペラ座、ガルニエ宮での特別な宿泊企画を発表しました。

今回「宿泊用」にベッドがおかれるのは、パリ・オペラ座の「貴賓席」(ラ・ロージュ・ドヌール/公演などで歴代の王、皇帝、大統領らが招かれる席)。

ウジェーヌ=ルイ・ラミ(1800-1890)作『オペラ座のガラ公演 1855年』
1855年、ナポレオン三世と妻ユージェニーが、ヴィクトリア女王とアルバート王子を招待したバレエ・ガラ公演の様子。赤いカーテンで覆われているのが「貴賓席」。

この特別な席が、荘厳なベッドルームに生まれ変わり、ガルニエ宮の神秘と建築の素晴らしさにふさわしい一夜をおくれるとのこと。また、有名なオペラ座を舞台にした小説『オペラ座の怪人』に登場するファントムが住む、本物の地底湖を訪れるなど、この建物の魅力にどっぷり浸かることができます。

今回のホストは、世界的に有名なファントムを生み出したフランスの小説家ガストン・ルルーの曾孫にあたるヴェロニク・ルルー。彼女は以下のようにコメントしています。
「祖父は、何百万人もの人々に愛される物語『オペラ座の怪人』の著者です。この物語を世に出したガストンを称え、彼が愛した小説の有名な舞台に、ファンの方をお迎えします。一生に一度の滞在をお楽しみください」

ベッドルームに生まれ変わった貴賓席
貴賓席から望む舞台 ©Thibaut Chapotot

今回ゲストは、次のような一夜限りの特別な体験を楽しめます。

・最高のロケーションでガルニエ宮とその舞台が放つ建築的な美しさを堪能
・オペラ座の貴重な非公開アーカイブや名作小説で紹介されている有名な地下湖など、めったに一般公開されることのないガルニエ宮の秘密の場所をめぐるツアー
・パリ・オペラ座バレエのバレリーナによるプライベートのバレエ入門レッスン
・シャンパンとオードブルを楽しみながら、パリ・オペラ座バレエ学校の団員による特別公演の鑑賞
・公演前に出演者が舞台裏でウォーミングアップするために使用する、一般公開されていない歴史ある豪華なオペラ座の稽古場「Foyer de la Danse」でのディナー
・象徴的なオペラ座ビルの軒下にあるダンススタジオのプライベートツアー

2023年3月1日(水)午後6時(中央ヨーロッパ時間)から、こちらのサイトにて予約が可能です。

宿泊は2023年7月16日(日)に実施予定で、1泊の宿泊料金は貴賓席のボックス番号にちなんで37ユーロ(予約のリクエストには、予約ゲストはAirbnbのプロフィールが確認されていること、プラットフォームでの実績があること、18歳以上であることが必要。最大宿泊人数は2名。フランス・パリまでの交通費は自身で負担)。

フランス旅行に、伝統あるパリ・オペラ座での夢のような時間をプラスするチャンスかもしれません!

ONTOMO編集部
ONTOMO編集部

東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

ONTOMOの更新情報を1~2週間に1度まとめてお知らせします!

更新情報をSNSでチェック
ページのトップへ