熊川哲也率いるKバレエ カンパニーがキャスト一新で《白鳥の湖》を上演
熊川哲也率いるKバレエ カンパニーは、チャイコフスキーの音楽による傑作バレエ《白鳥の湖》を、2021年3月24日(水)から上演する。2003年の誕生以来、Kバレエ カンパニー独自のプロダクションとして上演されてきた“熊川版”での《白鳥の湖》だ。
Kバレエ カンパニーは今シーズン、大きな世代交代を遂げた。今回の《白鳥》でも、2021年にプリンシパルに昇格した山本雅也(1月任命)、堀内將平(10月任命)がジークフリート王子役。さらに、今年の1月に新たなプリンシパルとして迎えられた日髙世菜らがオデット/オディール役を務める。
誰もがその名を知る《白鳥の湖》という名作には、バレエ芸術の魅力のすべてが宿っています。チャイコフスキーの音楽はそれだけでストーリーや情景を雄弁に物語り、プティパ/イワーノフが構築した舞踊の美と相まって、我々ダンサーそして観客の感動と霊感を常に呼び覚ましてくれるのです。 Kバレエ カンパニーでは2003年に独自の版を発表して以来、コンスタントに上演を重ねてきましたが、完成され磨き込まれた作品のもとで毎回新たな感動が舞台に生まれてくる、それもまたこの名作がもつ奥深さゆえでしょう。
今シーズン、Kバレエ カンパニーは世代交代という大きな転換期を迎えました。これまでの伝統を確実に受け継ぎ、より高めていくという使命を胸に、若きダンサーたちが全身全霊で臨むこの《白鳥の湖》では、バレエという終わりのない追求の道をエネルギッシュに突き進む彼らの“今”、そしてその先に拓ける未来をも感じていただけるはずです。観客の皆さんにとってこの舞台が、感動の歴史の新たな1ページとして心に刻まれるものとなることを願っています。
オーボエが奏でる「情景」をはじめ、チャイコフスキーの名旋律が美しい、もっとも有名なバレエともいえる《白鳥の湖》は、初めてのバレエ体験にぴったりだ。芸術監督・熊川哲也に選ばれた、フレッシュなダンサーたちの踊りも楽しみに、足を運んでみてはいかがだろうか。
公演日: 2021年3月24日(水)〜3月28日(日)
会場: Bunkamura オーチャードホール
芸術監督: 熊川哲也
演出・再振付: 熊川哲也
音楽: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
舞台美術・衣裳デザイン: ヨランダ・ソナベンド レズリー・トラヴァース
照明デザイン: 足立 恒
指揮: 井田勝大
管弦楽: シアター オーケストラ トーキョー
出演者: オデット/オディール: 日髙世菜、小林美奈、成田紗弥、毛利実沙子 ジークフリード: 堀内將平、山本雅也、石橋奨也、髙橋裕哉 ロットバルト: 栗山 廉、杉野 慧、西口直弥、グレゴワール・ランシエ ほか Kバレエ カンパニー(※キャストは日により異なります)
チケット料金:
S席 15,000円、A席 11,000 円、B席 8,000円、 C席 6,000円、A親子席 15,000円
学生券 3,500円(中学生以上 25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え)
3月28日(日)13:00〜配信予定
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