巨匠シフが大阪フェニーチェ堺でカペラ・アンドレア・バルカと奏でるバッハ
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
ピアノ界の巨匠サー・アンドラーシュ・シフが2025年3月、室内オーケストラ「カペラ・アンドレア・バルカ」とのツアーを行なう。
サー・シフが四半世紀近く舞台をともにしてきたカペラ・アンドレア・バルカは活動終了がアナウンスされており、最後のアジア・ツアーということで注目度も高い。
ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、シューマン……サー・シフが力を注ぐ多くの作曲家の中でも、「私のもっとも好きな作曲家」と語るJ.S.バッハ。
大阪・フェニーチェ堺公演を含む今回のツアーでは、バッハのピアノ協奏曲を「バッハ自身がライプツィヒのツィンマーマンのコーヒーハウスで仲間たちと演奏したので、これを再現」するという。
緻密な対位法の会話で書かれたバッハ作品は、長年メンバーを変えることなく連れ添ってきた「カペラ」との最後の共演にぴったりだろう。
フェニーチェ堺の2000席のホールは、ライプツィヒのコーヒーハウスよりは少し大きそうだが、素晴らしい響きの中でシフとカペラの対話を堪能できそうだ。
日時: 2025年3月22日(土)16:00開場 17:00開演
会場: フェニーチェ堺 大ホール
チケット: S席:14,000円 A席:12,000円 B席:10,000円 C席(予定枚数終了) :8,000円
【オール・バッハ・プログラム】
ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
ピアノ協奏曲第5番 へ短調 BWV1056
ピアノ協奏曲第7番 ト短調 BWV1058
ピアノ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053
ピアノ協奏曲第4番 イ長調 BWV1055
ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
詳細はこちらから
本会場以外にもツアー公演あり
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