亡国の歴史を歩んだポーランドの独立と第1回ショパン国際ピアノ・コンクールのころ
2019.12.18
おやすみベートーヴェン 第3夜【ボンでの少年・青年時代】
《選帝侯ソナタ第1番 変ホ長調》——早くも大家の才能が見られる初のピアノ・ソナタ
生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。
早くも大家の才能が見られる初のピアノ・ソナタ 《選帝侯ソナタ第1番 変ホ長調》
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ創作は、1782年の《3つの選帝侯ソナタ》WoO47から1822年の作品111「ハ短調ソナタ」までの四十年間に及んでいる。
――平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)233ページより
《選帝侯ソナタ》を見ると、「急—緩—急」の伝統的な形式は守られているが、11、12歳の作品にもかかわらず、ベートーヴェンの最初のソナタはすでに相当の革新性をもっていたことがわかる。
――小山実稚恵、平野昭著『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』(音楽之友社)13ページより
ピアノ・ソナタはベートーヴェンの「創作の源泉」だと称する平野さん。生涯にわたり数多くの名ピアノ・ソナタを残したベートーヴェンですが、その第一歩となる3曲の《選帝侯ソナタ》には、早くも革新性が見られるそうです。楽聖ベートーヴェン12歳の才能を感じてみましょう。
作品紹介
《選帝侯ソナタ第1番 変ホ長調 》WoO47-1
作曲年代:1782~83年(ベートーヴェン12/13歳)
出版:1783年ボスラー社
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